【Canon】新登場!話題沸騰の「EOS R5 Mark II」をご紹介いたします。
本日8月30日(金)、Canonより待望の新製品「EOS R5 Mark II」が発売いたしました。
大量データの高速処理を実現する新エンジンシステム「Accelerated Capture」を搭載した本機は高画質×高速を両立し、EOS R5 Mark II に宿るさまざまな先進機能を実現しました。
従来の映像エンジンDIGIC Xに加え、瞬時に解析処理を行うもう一つの映像エンジン、DIGIC Acceleratorが新搭載。高度な分析が必要とされるAE/AFなどの処理能力が向上したことで、連続撮影速度の向上や電子シャッター時のブラックアウトフリー撮影、フリッカーレス撮影、ストロボ同調速度の高速化、さらには動画性能の大幅進化にも貢献する、EOS史上もっとも強力なエンジンシステムAccelerated Captureは大きな注目ポイントといえるでしょう。
今回はEOS R5 MarkIIの外観とともに、機能面での進化ポイントをおさらいしてまいります。
YouTubeでは今回の新製品について開封しながら解説しております。
カメラの質量は約746g(バッテリー、CFexpressカードを含む)、ボディサイズは約138.5(幅)×101.2(高さ)×93.5(奥行)mm。
カメラの心臓部となるセンサーはキヤノンが自社開発した裏面照射積層CMOSセンサー(画面サイズ:約36.0×24.0mm)を搭載。有効画素数最大約4500万画素の高画質と静止画常用最高ISO感度51200の高感度を両立しています。
さらにデータ処理部と画素部を分離・最適化する積層構造により回路領域を拡張し、読み出し速度の高速化と高機能化を実現。これにより、最高約30コマ/秒の高速連続撮影(電子シャッター撮影時)を達成し、EOS R5と比較してローリングシャッターの歪み量を約40%に低減。
動きの速い動体撮影により強くなったEOS R5 Mark IIで野球やテニス、電車などの撮影が捗ること間違いなしです。
EOS R5 Mark IIに搭載されたカメラ内アップスケーリングは、縦横の画素数をそれぞれ2倍、全画素数を4倍に変換し、約1億7900万画素まで画像の拡大が可能です。また新エンジンシステムAccelerated Captureにより測光演算が高速化。測光ブロックをEOS R5比16倍に細分化、6144分割とし、顔・肌・空の領域を検出することで、より細かく被写体輝度を的確に取得することが可能になりました。
ボディ内には5軸手ブレ補正機構を搭載。
広角側から望遠側まで、レンズ内手ブレ補正機構の有無に関わらず一部のレンズを除く、RF/EFレンズ使用時に適切な5軸手ブレ補正を行います。周辺協調制御にも対応しており、中心だけでなく広角特有の画面周辺の手持ち時のブレも抑制。幅広いシャッタースピードで高画質に撮影が可能です。
ファインダーのドット数は約576万ドット、画面サイズは0.5型、倍率/視野角は約0.76倍、視野率約100%。
液晶モニターはバリアングルを搭載。画面サイズは3:2型、約210万ドットです。
従来のAF性能が、新エンジンシステムAccelerated Captureとディープラーニング技術をベースに、デュアルピクセル Intelligent AFへと進化。センサーから得られる大量の情報を瞬時に解析し、多様なAF情報から高精度にAF。高速連写との両立を実現したほか、検出性能の向上やアクション優先・登録人物優先など、トラッキング性能も大幅に向上しました。
また「つかみ」と「追尾」が進化した新次元のトラッキング性能にも注目です。
さらにEOS R3に搭載されていた視線入力の機能が、EOS R5 Mark IIにも搭載されました。
トラッキングと組み合わせたすばやい被写体の切り替えも可能です。
カードスロットは2口搭載。
カード1:CFexpressメモリーカード(Type B / CFexpress 2.0、VPG400 対応) カード2:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II対応)に対応しています。
動画性能も進化を遂げています。さまざまな仕様をCINEMA EOS SYSTEMと共通化。ファイルサイズの軽いProxy動画のスロット2への同時記録など撮影をサポートする機能のほか、CINEMA EOS風のクイック設定画面を追加しています。CINEMA EOSシリーズを除く、EOSシリーズ初となるカスタムピクチャーも採用しました。
8K/60P RAW、4K/60P SRAWをカメラ本体だけで収録。フルHD/30P動画を記録しながら、約3320万画素の静止画を同時に記録できる動画撮影中静止画記録や、Canon Log 3に加えCanon Log 2を搭載するなど、機能も拡充されました。
EOS R5 Mark IIの底部には、「クーリングファン CF-R20EP」からの空気を取り込むダクトが設けられています。
クーリングファンを装着することで、外部から取り込んだ空気を、EOS R5 Mark IIの内部に送り、カメラ内部を冷却して温度上昇を抑制することにより、動画撮影可能時間を延長することができます。
デジタル端子はUSB Type-C。HDMI端子(タイプA)、Φ3.5mmステレオミニジャックに対応。
Type-C端子からの充電・給電が可能です。市販のモバイルバッテリーでは正しく充電されないことがありますので、キヤノン純正アクセサリー「USB電源アダプター PD-E1 / PD-E2」の使用をお勧めいたします。
付属のシューカバー「ER-SC3」もリニューアルされました。
EOS R3の同梱品「ER-SC1」からの進化点は操作ボタンがついたことです。
上部の▼マークがついた操作ボタンを押しながら、両脇のくぼみ、または前方のリブに指をかけてスライドさせることで、脱着が可能です。
従来のシューカバーと比べて着脱が固く、しっかりと固定されますので紛失の恐れや心配が解消されました。
対応バッテリーパックは「LP-E6P」です。電池容量は従来の「LP-E6NH」と同じ2,130mAhですが、「LP-E6P」を使用することで8K動画記録や動画撮影中の静止画記録、プリ連続撮影などの機能が利用できるようになります。
※LP-E6NH/LP-E6Nも使用可能ですが一部機能に制限あり
※LP-E6は使用不可
今回はボディ単体の他に、レンズキットがラインナップに登場しました。
キットレンズは「RF24-105mm F4L IS USM」。
画角全域で、高い描写性能を発揮する標準ズームレンズで、幅広いシーンをカバーしてくれるため手元に持っていると安心する、信頼性の高い1本です。
EOS R5 Mark IIと同時発売で、バッテリーグリップが2タイプ、さらに動画撮影時に使用するクーリングファンが登場しました。
「バッテリーグリップ BG-R20」…バッテリーを2個装填することで長時間連続撮影を可能にするアクセサリー。BG-R10の後継機です。
「バッテリーグリップ BG-R20EP」…バッテリーを2個装填することで長時間連続撮影を可能にしながら、高速通信規格の2.5GBase-Tに対応したEthernet端子を装備。有線での高速通信が可能です。
「クーリングファン CF-R20EP」…EOS R5 Mark IIの動画性能を最大限に引き出す、冷却ファン搭載モデルです。2本のバッテリーで連続撮影可能時間を延長。EOS R5 Mark IIの8K30P撮影において、120分以上の動画記録を実現しています。※縦位置での撮影機能は搭載されておりません。
撮影用途に合わせてご使用いただけます。
キヤノンの冠である「5」を受け継ぐバランスのとれた仕上がりとなっている「EOS R5 Mark II」をご紹介させていただきました。
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※順次、出荷の予定ですが、新たにご注文いただく際は、お届けまでに半年以上かかる場合がございます。(2024年8月30日現在)