【Canon】映画製作機器EOS C70で動画撮影してみた
2024年は動画撮影に力を入れていきたい筆者。
そんな年の一発目に使用するカメラは何にしようかと考えていた所、スチル機ではなく動画に特化したカメラがあることに気づきました。
それはCanon EOS C70。
このカメラは何と映画製作機器なのです。
筆者は映画は撮れませんがこの映画製作機器で何か良い映像が作ってみたいと思いました。
時間的にどこか遠くにロケに行ったりスタジオを借りたりはできないので家の隅っこと千葉県の海や川でいくつかカットを撮影して一つのショートムービーにしてみました。
使用したレンズは以下の二本
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
これらをマウントアダプターと合わせて使用しました。
今回の動画のテーマは水の輝きとしました。
光を反射した水、逆に光を吸収し深い色になった水。
全てを色々な角度から撮影してみました。
では作品をご覧ください。
では、各カットを振り返ってみたいと思います。
冒頭のカットは川の淀みに木から水が滴って水面に波紋が出来ているところを撮影しました。
画角内になかなか水が落ちてこなかったので根気強くその時を待ちました。
フレームレートは60fpsで撮影しスローで波紋の穏やかさを表現してみました。
2カット目でいきなり水と関係の無い物がでてきてしまいましたが波紋を見ているのと同じ心地よさがあったのでついついカットイン。
この日は風が強かったのでベールが良くなびいてくれました。
このベールは非常に薄くてピントの確認が非常に難しいのですがC70は背面のモニターが大きく見やすいので外部モニターを使用しなくてもピント合わせがしやすかったです。
コップの水を光が通り抜けて作られる模様はいつ見ても心が癒されます。
こちらはコップに勢いよく水が注がれるシーンです。
EF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
C70のセンサーサイズはSuper35というサイズのセンサーを搭載しています。
画角は35mm換算で1.557倍でAPS-Cに近いことが分かりますがSuper35の方が高さがやや低いです。ということは、100mmのこのレンズは35mm換算で155mm程ということになります。
水を使った撮影はできるだけ離れて行いたいので今回の撮影ではかなりメリットに感じました。
またC70に搭載されている4Kスーパー35mm DGO(Dual Gain Output)センサーは高いダイナミックレンジと最高16stopを超える広い階調を実現しています。
今回は最大16+stops相当のセンサーダイナミックレンジを持つCanon Log 2を使用して撮影をしました。
色の階調が非常に豊かで細かな色表現がとてもしやすかったです。
これらのカットもEF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
これぞマクロレンズと言ったカットです。
撮影日の前日は雪が降っていたので雪解けの水が苔からぽたぽたと滴っているところが静と動を感じさせてくれます。
バラの葉に寄ってみたらしかっりと葉脈が見えました。
今まで動画撮影にマクロレンズを使う事は無かったのですがこれを機にハマってしまいそうです。
このカットはEF70-200mm F2.8L IS II USMを使用しました。
とてもきれいな光と花が家にあったのでどうしても撮影して見たかったのですが、動かない花をどのように撮影すれば良いのか考えた挙句ズームアウトするという結論に至りました。
少し強引な気もしますが印象的なカットになったと思います。
このカットもEF70-200mm F2.8L IS II USMで撮影しました。
海岸に三脚を立てて慎重にピント合わせをしました。
千葉県の九十九里浜では成田空港に離着陸する飛行機がたくさん見れます。
空と飛行機。
これらも今回のテーマとは異なりますが綺麗なので良しとします。
C70は映画再作機器ということでメニューや設定が他のスチル機とかなり異なります。
筆者も今回の撮影だけでは使いこなせないところが多かったので何度か使用して使いこなせるようになりたいと思います。