【Canon】超広角単焦点レンズの世界へ
筆者は時々レンズを衝動買いすることがります。
今回は「広角単焦点レンズ」を求め、
キヤノンのEF14mm F2.8L Ⅱ USMを購入しました。
今まで汎用性の高い画角を好んできた筆者にとっては初めての領域です。
しかし、こんなレンズこそ何か特別なものを撮ることができます。
このレンズは水平方向104°を写すことが可能な広角単焦点レンズで、
キヤノンLレンズのラインアップの中では最も広角といえる単焦点レンズです。
Ⅱ型とはいえ発売は2007年9月で現行レンズとしてはやや古いことから、
新品価格に比べ中古価格が乖離している為、求めやすくなっています。
※筆者も中古で購入しました。
Ⅰ型は1991年に発売し、その違いは特殊レンズを多く採用したことにより諸収差を良好に補正しています。
防塵防滴仕様となっているので前玉さえ気を付ければハードに使えるのも嬉しい点です。
新しくレンズを入手し嬉しくなった筆者は早速撮影へ出かけました。
まずは海を求めて南房総の野崎海岸へ
続いて建物はどうでしょうか・・・
普段は日没までには閉園してしまう旧古河庭園ですが薔薇が綺麗なこの時期は遅くまで開いています。
日が暮れ、「広角で撮りたいもの」の構想の一つにあった、車の内装写真を・・・
知人のFerrari 488GTBを撮影してみました。
イタリアで作られる上質な内装には量産車に比べ秀でてる魅力的な部分がたくさんあります。
アルカンターラ、本革、カーボンの組み合わせのステリアリング、大型のカーボン製パドルシフト、
赤い革が美しいセミバケットシートとどこを見ても洗練されたデザインの内装です。
標準ズームレンズの24mmではこのような表現は出来ず、超広角ならではの写真になりました。
最後に深夜でひとけが少なくなった晴海ふ頭を訪問しました。
晴海ふ頭の客船ターミナルは常時開放していて、
レインボーブリッジ、お台場、東京タワーや中央区の高層ビル夜景など360度、「東京」を楽しめます。
これは超広角のみならず望遠レンズでも楽しめそうなスポットです。
樽型の歪曲はフルサイズ機のEOS5D MarkⅣでは目立ちますが、
フォトショップで補正をすれば気にならない程度になり、寧ろレンズの味として楽しめます。
解像力のピークは中央がF2.8~F5.6、周辺はF8.0~F11で、開放では周辺の解像力が乏しいのが残念なところですが、
防塵防滴仕様や軽さを活かした携行性の良さは撮影環境を選ばずに使用できる点において、
純正レンズの強みで他にない優位性と言えます。
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