【Canon】 DOレンズ使ってみた
皆様はCanonのDOレンズをご存じでしょうか。
DOレンズとは「Diffractive Optics」の略で、色収差を抑え、小型・軽量化されているレンズのことです。
DOレンズの評判を聞くと、「扱いにくい」「癖がある」といったネガティブな意見を耳にすることの方が多いです。
実際にどんな写りなのか、使い心地など気になるところです。
私は今回、Canon EOS Rにマウントアダプターを使用し、Canon EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して撮影をしてきました。
江ノ電沿いの長谷駅で撮影した写真です。
踏切をわたる郵便屋のバイクを良いタイミングで写真に写すことができました。
DOレンズでシャッターを切ったとき「オールドレンズっぽい!」という印象を持ちました。
Canon Lレンズの色彩豊かな色合いと比べると、少し彩度低めの写りです。
以前から私はオールドレンズで撮影することが多いからか、想像していたより違和感は覚える事はありませんでした。
小型・軽量化設計のため、三脚を使用することなく手持ち撮影で対応できます。
約3段分の手振れ補正、ズームロック機能も搭載されているのが嬉しいです。
どちらかというと柔らかな描写のDOレンズですが、明暗差はハッキリと描写してくれます。
七里ガ浜の海で、思いっきり逆光で撮影してみました。
逆光耐性には弱いのでフレア・ゴースト等が発生しやすいです。
私はフレアなどを、あえて写真に取り入れるのが好きなので、良い仕上がりになりました。
Lレンズは赤ラインが魅力的ですが、DOレンズは緑ラインが目を引きます。
同じ焦点距離のCanon EF70-300mmF4-5.6L IS USMが約1,050g
一方で今回使用したCanon EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMは約720g
圧倒的にDOレンズはコンパクトです。
私は使い慣れるのにもう少し時間がかかりそうですが、いつもと違う持ち味の写真を撮影出来て勉強になりました。
DOレンズといえば、Canon EF400mm F4 DO IS II USMが現行で販売されています。
気になる方は是非チェックしてみてください。