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【Canon】 R STYLE ~RF15-35mm F2.8 L IS USM~

【Canon】 R STYLE ~RF15-35mm F2.8 L IS USM~

Canonのフルサイズミラーレスカメラ、Rシステムにフォーカスした【 R STYLE 】
今回ご紹介するレンズは『RF15-35mm F2.8 L IS USM』です。

自機自賛「RF15-35mm F2.8 L IS USM」(Instagram)

Canon純正F2.8通しのズームレンズとして初の”15mm”スタートとなった「RF15-35mm F2.8 L IS USM」
広角側の15mmではパースの効いた広角レンズ特有の写真が撮れ、
望遠側の35mmでは歪みが少なくなるためポートレート撮影にもお使いいただけます。
広角の1mmの差は非常に大きいです。
これまでのCanon16-35mmから進化した「RF15-35mm F2.8 L IS USM」はオススメの一台です。

広角レンズは、標準レンズよりもさらに広い画角で撮影することができます。
狭い通路もご覧の通り、迫ってくるかのように広く撮ることができます。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:100

一方で、望遠側は35mmであるため、広めの標準レンズとしても使うことができ、使い勝手の良さがうかがえます。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:35mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:1000

広角側で撮影すると広角レンズ特有のパースによる歪みが生じます。
しかし、被写体を近くに持ってくることで、より奥行き感のある写真に仕上げることができるのです。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:160

また、開放F値が2.8なのでボケ感も大きくなります。
アジサイのガクにピントを合わせており、後ろの葉っぱはボケています。

時には絞って画角全体にしっかりピンを合わせるのもよし、
絞り開放にして余計なところをぼかすもよし、
それができるのもやはりF2.8通しのレンズならでは、なのではないでしょうか。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100

そしてやはり広角レンズといえば、広大な景色を一望できる時にその効力が大きく働くと思っています。
都心にいると、なかなか景色を一望できる場所が少ないですが、空が広い場所はとても気持ち良いです。
広く写すことが出来る広角レンズのおかげで雲の形やダイナミックさを切り取ることができます。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100

最大5段分の手ブレ補正効果も強力で、三脚の使えないシーンでも安心して使うことができます。
ただでさえ強力なレンズ内手ブレ補正ですが、これがボディ内手ぶれ補正機構と協調制御で機能するEOS R5とR6ですと、どうなってしまうのか。非常に楽しみです。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/13秒 / ISO:3200

F2.8通しのズームレンズといえば、各社が凌ぎあっている、いわゆる大三元と呼ばれるレンズたち。
その広角ズームですが、他社製の多くは出目金レンズ。
ところがRF大三元の広角側を担う「RF15-35mm F2.8 L IS USM」のレンズは前に飛び出しておらず、
レンズ前面に円形フィルターを装着することができます。

そのため、人通りが多く、ネオンのまぶしい都心の風景もNDフィルターを装着することで超秒撮影が可能となり、普段と違った光景を撮ることができます。

Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
焦点距離:15mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:30秒 / ISO:100

一点だけ気を付けたいのが、EFの広角大三元、EF16-35mm F2.8L III USMはインナーフォーカスなのですが、
RFのこのレンズは若干伸びます。
広角側の15mm時にレンズが突出するような形になります。

さて、いかがだったでしょうか。
EFの広角ズーム「EF16-35mm F2.8L III USM」から進化したRFの新生広角ズーム「RF15-35mm F2.8 L IS USM」。
RFマウントのレンズ群の中で貴重な広角レンズとして、ではなく超広角ズームレンズとして非常に使い勝手のいいレンズです。
標準域のレンズだけではなく、広角レンズを持ち出して普段と違う景色。そのダイナミックな写りをぜひとも体感していただきたいです!

 

仕様
・画角(水平・垂直・対角線)
100°25′~54°・77°20′~38°・110°30′~63°
・レンズ構成
12群16枚
・絞り羽根枚数
9枚(円形絞り)
・最小絞り
22
・最短撮影距離
0.28m
・最大撮影倍率
0.21倍(35mm時)
・フィルター径
82mm
・最大径×長さ
約φ88.5mm×126.8mm
・質量
約840g

[ Category:Canon | 掲載日時:20年08月27日 19時30分 ]

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