【Canon】EF16-35mm F4L IS USMを旅行用に5年間使用してみて
APS-CサイズのEOSを使用していた頃、何よりも感じたのは「キットレンズだと広角側が足りない」という事でした。
外国人居留地の洋館や教会などの室内はもちろん、砂浜と海を撮るシーンや山登り・アクティビティ時の記念撮影も18㎜では納まりません。
そんな筆者がEF16-35mm F4L IS USMを購入したのは2015年5月の事。
このレンズは当時大変評判が良く、非常に期待して購入した事を覚えております。
購入して早々に旅行で使用しましたが、APS-Cサイズセンサー+16-35㎜という組み合わせは「鉄板の旅行セット」であると感じました。
勿論明確な目的をもって被写体を引き抜くのであれば他のレンズもあると便利ですが、旅している最中に「あ、これ撮りたい」と感じたものはこれ一本で過不足なく納められてしまうのです。
標準的な筋肉量を誇る男性であれば、一眼レフ+当レンズを一日中持ち歩いても疲労はほぼ感じません。いわんやミラーレス+アダプターをや。
35㎜でf4と聞くとボケが少なそうなイメージですが、実はしっかりと滑らかなボケが楽しめます。
オシャレな洋館でテーブルフォトを撮り、そのまま室内を撮影。窮屈さは感じず、18㎜とは全く違います。
そのまま道路に出て上を見上げ、おしゃれな紅葉を捉えます。逆光にとても強いレンズなので、太陽を画面内へ入れても問題は全くありません。
この写真は傾いている上に色が青っぽくおいしそうに見えませんが、テーブルフォトは得意中の得意。
16㎜始まりのズームであれば、食べ物の真正面から至近距離で撮れます。
勿論こういった広大な海景色・山景色はお手の物なので、存分に活躍してくれました。
欲を言えばこのレンズ+50㎜のレンズ(Canon (キヤノン) EF50mm F1.8 STMなど)があると鬼に金棒で、おおよそどんなシーンにも対応できてしまいます。
これはキヤノンだけではなく、どのメーカーでも16-35+50はおすすめの組み合わせですので、「旅行用の高画質な機材」をお探しの方はぜひご検討ください。
(勿論2.8通しの標準ズームを導入する選択肢もありますが、APS-Cだと広角側が足りない+機材が高額かつ重くなるので、16-35+50をお勧めしております)