【Canon】EOS 6D Mark IIで撮った、春先を振り返る。
今年の春は駆け足で過ぎ去ってしまったように思います。
私事ですが3月から4月は忙しくしていた為、「植物が芽吹き、だんだんと温かくなってゆくわくわく感」をじっくり味わいそびれてしまったのです。
これではいかん!と家を飛び出しても、桜の季節はとっくに終わっています。
こんな時には以前撮影した写真を振り返り、過ぎ去った春を追体験しましょう!
フォルダを開くと、忙しい中でも何回か楽しくお出かけをした時の写真が見つかりました。
EOS 6D Mark II + EF70-300mm F4-5.6L IS USM
こちらは千葉県安房郡の保田川に咲く河津桜。
一般的な品種であるソメイヨシノと比べると、花の色が濃く美しいことが特徴です。
故郷の千葉県では様々なところで見られた為、てっきりメジャーな存在かとも思っていましたが…。
東京に移住してからは思いのほか出会えず、寂しい思いをしています。
EOS 6D Mark II +EF24-70mm F4L IS USM
所変わって、千葉県木更津市の太田山公園山頂です。
この銅像の男女は、木更津市が市名の由来としている「やまとたけるのみこと」と「おとたちばなひめ」の悲恋伝説の二人だそうです。
ソメイヨシノの薄ピンクがどんよりした空にマッチし、悲しい雰囲気の写真になりました。
おとたちばなひめの脇にはセンサーダストも映り込んでしまい、より一層虚しさが増しています。
EOS 6D Mark II + EF70-300mm F4-5.6L IS USM
山梨県北斗市の釜無川橋ポケットパークから望む富士山。
鉄塔と電線は邪魔になるかと思いましたが、いざ撮影してみるとなかなか良い副題になってくれたと感じました。
大気の揺らぎのせいで描写が甘くなったので、photoshopのハイパスを使って、シャープネスを上げています。
EOS 6D Mark II +EF24-70mm F4L IS USM
こちらはどこで撮影したのか忘れてしまいましたが、EF24-70mm F4L IS USMのマクロモードを使って水面に寄って撮ったような記憶があります。
このレンズのマクロモードは簡易マクロのため、ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの距離)が大分短くなりますが、被写体に突撃しそうな勢いでカメラを構えると新たな表現に出会えるかもしれません。
EOS 6D Mark II +EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
最後のこの写真は、春に撮影したものではありません。
なんとなく空のグラデーションが春を連想させるので掲載しました(実際の撮影は9月です)。
場所は府中市の府中通信施設。
もともとは大日本帝国旧陸軍燃料廠だったものが、1945年にアメリカに接収され、通信施設として使われ始めたものです。
何でもない町中に突如としてすさまじい大きさのアンテナが姿を現すので、初めて見つけた時には大分驚きました。
・・・
やはり写真は良いものです。
記録というものには曖昧さがなく、忘れてしまったことを何度でも鮮明に蘇らせてくれます。
「確かに今年も春が訪れ、それを満喫しようとしていた自分が居たのだ」と思い出すことができました。
撮りだめた写真は財産。
これからも大切にしていきたいものです。