【Canon】EOS 6D Mark IIと愛車で巡る、最後の紅葉
すっかり肌寒くなった昨今。
全国的には冬一色ですが、東京にはまだ銀杏の紅葉が残っております。
ギリギリ都内在住の筆者は、自宅付近まで紅葉前線が下りてくるのを待ちきれず、一足先に色々な場所に行ってきました。
そんな今年の秋の出来事を振り返りたいと思います。
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秋は別れの季節。私事ですが、長年連れ添ってきた愛車とお別れすることになりました。
写真を撮影するうえでも欠かせない移動という大切な役割を担う、最も付き合いの長い機材とも言えます。
愛車で出かける最後の機会という事で、山梨県に紅葉狩り旅行へ。
今回のお供は
の3つです。
まず向かったのは笛吹川フルーツ公園。
園内の高台からは富士山が見え、夜景は「新日本三大夜景」認定、おまけに美味しいスイーツも味わえ、駐車場は無料という素晴らしい場所でした。
銀杏も丁度シーズンで…
見事な色付きです!
この近くで遊んでいた子供たちも「きれー!」と大はしゃぎ。こんな光景が戻ってきて本当に良かったと思いました。願わくば来年、再来年にはもっと子供たちが安心して遊べる世の中になって欲しいものです。
さて、いつも通りにバッテリーグリップを装着し、バッテリーも2個装填。レンズは1kgあるEF85mm F1.2L II USMですが、普段より体が軽い感じです。
何故だろうかとしばし考え込んだところ、マスク越しに入ってくる酸素の量が明らかに東京より多いからだと気づきました。やはり自然は良い。
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園内をくまなく歩き、のんびりしているともう夕方です。
噴水広場前から日没前の富士山を見ようと、移動を開始しましたが…。
まるで重力に負けてしまったかのように、陽が落ちていきます。
これぞ「秋の日は釣瓶落とし」なのだと、妙に感心してしまいました。
冒頭で体が軽いと申しましたが、高低差を利用した立体的な公園の作りに、少しばかり恨めしい気持ちを抱きながら、息も絶え絶えに目的地を目指します。
無事日没前に広場へ到着しました。
へとへとになってしまいましたが、間に合ってよかったです。
走った時に掻いた汗はすぐ引いてしまい、この写真を撮るころには寒さで手がプルプルしておりましたが…。
しかしながら、そこはグリップの深い一眼レフ。EOS 6D Mark IIはしっかりと握りこめば手ブレはほとんど起こしません。
なんとも頼れる相棒です。
1時間ほど富士山を見ていたでしょうか。
すっかり暗くなった公園から、眼下に広がる世界に目を移します。
流石は新日本三大夜景!スケールが違いました。よく見ると夜空には星が輝いています。
こうして、旅行1日目にして沢山の素敵なものが見れたのですが、2日目も予定が盛りだくさん。
しっかり早起きするために、ホテルへ向かいます。
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しっかり寝坊しましたが、1日はまだまだこれから。
まずは身延町へと赴き、パシャリ。
その後は下部温泉郷の老舗ホテルにてにてぬく湯を堪能します。
1時間ほど浸かっていたでしょうか。良い感じに体が解れたところで、昼食は蕎麦鵜丼と言うものを食べてみました。
甘辛く煮付けられたタレと山菜、柔らかい鵜の肉がおいしく、大満足。
お腹もいっぱいになったところで、この旅最後の目的地である本栖湖へとステアリングを握りしめ、アクセルを踏み込みます。
時期は紅葉真っただ中、今年の3月に来たときとは全く違う美しさを見せてくれるでしょう。
1000円札の絵になっている富士山が望める中ノ倉峠展望地まで、山道を一気に登ります。
大体30分ほどで展望地に辿り着きました。
頂上付近は雲をまとってしまいましたが、それでも十分に心を打つ景色です。紅葉と湖面のコントラストが大変美しい。
デザイン業界でも言われますが、水色とオレンジ色の相性は抜群なのだと再確認いたしました。
昨日同様、ここでも1時間ほど富士山を眺めていました。
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車は無くなってしまいましたが、最後の旅行は大満足の出来となりました。
惜しむらくは、愛車の写真をほとんど撮っていなかった事でしょうか。
来年にまた、レンタカーで来ようと思います。
願わくば再び愛車で訪れることができるように富士山に祈りを込めて。
皆様も美しい紅葉を写真に残すのはもちろんのこと、美しい景色に癒される。
そんなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。