![【Canon】EOS R1とオールドレンズで楽しむ青の世界](https://news.mapcamera.com/maptimes/images/2025/02/0Y8A0212-1536x1024.jpg)
2月も半ばにさしかかり、春の訪れが待ち遠しい今日この頃。
日中は日差しが差している間は若干、暖かく過ごせるためふらっと海沿いまで出かけてきました。
今回、撮影に使用した機材は『EOS R1』とSchneiderの『Xenogon (L)35mm F2.8』。
RAYQUALのL/Mリングと、なるべく厚みを出したくなかった為、ヘリコイド無しのSHOTENのM/RFアダプターを装着して撮っています。
『EOS R1』に『Xenogon (L)35mm F2.8』を装着した時の第一印象は”最高のスタイル”。
縦位置グリップ一体型の大型ボディにクラシカルで薄型コンパクトなレンズのギャップが抜群に良いのです。
『EOS R1』の手になじむグリップは大型の望遠単焦点レンズを付けても手持ち撮影がしやすいので、
コンパクトなレンズを装着したら、ほぼ重さを感じません。
絞り開放で撮影した1枚。
オールドレンズらしい周辺減光が中央の被写体に目が向きます。
“シュナイダー・ブルー”とも言われる濃いめに出る青空の描写が気に入りました。
手前の標識や、その奥のシュロの木が適度な解像感で写っていて、
最新のミラーレス一眼にオールドレンズを組み合わせても味わいがある描写が楽しめました。
F5.6まで絞ってみました。
『EOS R1』は2400万画素のフルサイズの一眼カメラではバランスがとれた画素数です。
ローパスフィルターも入っているのでモアレの心配もありませんし、一般的な写真の鑑賞スタイルでは十分な解像感があります。
1画素の面積も大きいので空のグラデーションも綺麗に写りますし、手前の木のベンチや、砂の立体感とコントラストに目を見張りました。
筆者はオールドレンズの逆光の描写に個性を感じます。
特にゴーストの出方はその最たるもので絞り開放時の形や、絞り込んだ時の光芒を見るのが好きです。
こちらは絞り開放ですがシンプルな丸型のゴーストが良いアクセントになっています。
天気が良い日の撮影だったので、青空と白い雲、白い建物のコントラストが印象的でした。
ファインダー倍率0.9倍、944万ドットの大きなEVFは一目のぞいた瞬間、欲しい!と筆者の心を動かしました。
仕事柄、様々なデジタル一眼カメラを今まで使用してきましたがファインダーが購入の決め手となったカメラはだいぶ少ないです。
『EOS R1』は動体に強い圧倒的なAF性能や視線入力システムを持つカメラで、
使用するAFレンズや設定を追い込めばMFで撮る必要はほとんどないと思います。
ただ、今回の筆者のようにMFのオールドレンズを使って遊びたい人がいるのもまた事実。
日差しの強い日は地面からの照り返しもあり、撮影した後の確認の際に液晶モニターが見えにくいことがありますが、
『EOS R1』の大きく見やすいEVFで再生できるので、ずっと見ていたくなります。
手になじむグリップと、見やすく撮影が楽しくなるファインダー、レンズを装着した時のバランスの良さ。
欲をいえばシャッター音が自分好みの心地良い音であれば完璧ですが、ミラーレス一眼に時代が移り変わった今、
一眼レフカメラのミラーの駆動音と機械シャッターが織りなすハーモニーは残念ながらもう戻ってはきません。
『EOS R1』の積層型のイメージセンサーは読み出し速度も速くローリングシャッター歪みもほぼ出ないので、
ブラックアウトフリーで撮りたいこともあり終始、電子シャッターを使用して撮影している筆者。
電子音を出さない限りシャッターを切っても無音ですが、むしろそれがスナップ撮影に丁度良いとさえ感じてしまいます。
筆者が主に使う用途はライブ撮影で、これから多くの現場での活躍を期待している『EOS R1』。
縦位置グリップが付いたカメラを街で見かけることは少ないですが、
何も撮る予定がなくてもとりあえずリュックに入れてお散歩したくなるカメラ。
雨の日は自室でグリップを握りファインダーを覗いているだけで、良いカメラと思わせてくれる存在。
Schneiderの『Xenogon (L)35mm F2.8』はそんな『EOS R1』と共に常に傍らにいてほしいレンズになりました。
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