【Canon】EOS R5 / R6 先行展示 予約体験レポート
EOSユーザー待望の新製品がついに発表されました。その名は『EOS R5』と『EOS R6』。
EOS 5D系の操作系と信頼性を踏襲し、次世代のRFシステムと融合を果たした、全く新しいプロフェッショナルミラーレス機になります。
今回はその実機を早速体験してきましたのでレポートいたします。
今回は7/10の「EOS R5&EOS R6先行展示・予約体験」に当選したため、無事取材をすることができました。
ショールームに到着すると、早速登場したのが『EOS R5』。
手に取るとまず驚いたのが、その重さ。見た目やスペックよりもはるかに軽く感じます。
近年のミラーレス機はグリップを深くすることでホールド性を上げていますが、『EOS R5』は手のひら全体で包み込むようにホールドする印象です。そのため重さが手のひらで分散され、指が疲れず、カメラが軽く感じるのだと思いました。さすがプロ用一眼レフを作り続けてきたキヤノンだと思う作りです。
次に装着したのは新製品『RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM』。このレンズも想像以上に軽いです。それもそのはず、何と『EF100-400mm F4.5-5.6 L IS II USM』より200gも軽量化されたとのこと。大きさもコンパクトで、ミラーレス専用設計のメリットを存分に生かしたレンズだと感じました。
500mmまで伸ばすとこのように。
『EOS 5D Mark IV』と並べてみました。ボタン類の配置、ロゴや全体の雰囲気など、見れば見るほど5Dシリーズが進化したミラーレス機だと感じます。
続いては背面から。
操作系は『EOS R』から一新、5D系の電子ダイヤルやマルチコントローラーが採用されています。ミラーレス化を決断したEOSユーザーとしては、この操作系が決め手になったことでしょう。
また、『EOS R5』のファインダーの大きさにも注目したいところ。最高峰の約576万ドットEVFは空気感も感じ取れる素晴らしい見え方です。
上部はこのように。
通称「グリグリ」とも呼ばれている親指の電子ダイヤル。筆者としてはこれが搭載されたのが一番嬉しかったです。これこそEOSの操作系、手に馴染んだ感触が戻ってきました。
『EOS R5』『EOS R6』共に背面液晶はバリアングル式が採用されています。スチル撮影だけでなく動画撮影でも利便性が向上しています。
続いては『EOS R6』。こちらは『EOS 6D』の後継機と呼べる位置づけです。
肩の液晶を廃し、センサーやEVF、シャッター耐久など『EOS R5』と差別化が図られています。
背面の操作系は『EOS R5』と同じ仕様です。
そして、沈胴式・絞り固定の超望遠単焦点レンズ『RF600mm F11 IS STM』と『RF800mm F11 IS STM』も試してきました。
こちらは動画でお楽しみください。
2本とも近年で最も驚いたレンズかもしれません。高感度耐性と光束対応AF・F22を両立した『EOS R5』と『EOS R6』が登場したからこそ生まれたレンズだと思います。
最後はライバル機を持ち込み、並べてでの一枚。左から『Nikon Z7』『Canon EOS R5』『SONY α7R IV』です。
三者三様といいますか、それのぞれのアイデンティティの違いを感じる写真になりました。しかしEOSはミラーレスになっても一目でEOSだと分かる風格です。
実際に『EOS R5』と『EOS R6』を手にしてみて、非常にセンセーショナルなカメラが登場したという印象を受けました。数年前からミラーレス戦国時代などとメディアでは騒がれていましたが、大国であるキヤノンが他メーカーの牙城を崩すべく、本気で作り上げてきた機種だなと感じます。一眼レフEOSを使用してきた多くのユーザーを取り込み、大きなうねりとなった時には、カメラ業界のパワーバランスがまた大きく変わるかもしれません。発売日が待ち遠しい、本当に素晴らしいカメラでした。
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