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【Carl Zeiss】手放しても欲しくなる魅惑のレンズ「Planar T* 50mm F2 ZM」

【Carl Zeiss】手放しても欲しくなる魅惑のレンズ「Planar T* 50mm F2 ZM」

連載中の「カメラを愉しむvol.30」は、『手放しても欲しくなる魅惑のレンズ「Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM』をご紹介いたします。

実は私、いろいろな「沼」にハマってきました。

車やステーショナリー、時計、ガジェット、眼鏡、レンズ・・・コレ!と決めたものを長く愛用すれば良いのは勿論わかっています。しかし「もっと面白いモノがあるんじゃないか!?」と色々な物にチャレンジしたくなるのです。散財とも言いますが、自ら経験値を増やしているとプラスに考えることにしています。

さて、そんなプラス思考な私が手放してもなぜかまた買い戻してしまうレンズ。

「Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM』の魅力に迫りたいと思います!ZMということでライカMマウントレンズではありますが、ボディは「SONY α7」を使用しております。

このレンズを使うとなぜか「ガラス越しの写真」を撮影したくなります。ドライブ出発前のサンルーフからの1枚。

このレンズの不思議なところは「適正露出」が面白くない。ハイキーかアンダーに振るか、そんな大胆な撮影手法がとても映える不思議なレンズです。白い被写体を撮影する時は少し露出をプラスに変更して撮影しています。

今度は重厚感を演出すべくアンダー目に撮影してみましょう。

優秀なレンズは世の中に沢山存在します。しかし、このレンズのように個性の強いレンズというのは自分だけの使いこなし術がまた楽しかったりします。

日陰に当時の愛車を駐車。20年が経過した塗装とは思えない程、このレンズはクリアに表現してくれます。

ライカボディで撮影すると、とてもナチュラルな仕上げになります。

しかしこのレンズに組み合わせるなら「初代SONY α7」が一番お気に入りの組み合わせです。新型のα7シリーズに組み合わせてみましたが、初代のコッテリ濃厚なチューニングがとても魅力的なのです。

背景のボケに網戸をもってくるとこのような雰囲気になります。ここは好みが分かれる部分です。

「ヌケが良い」という言葉をよく使うことがありますが、このレンズはその代表といっても過言ではありません。

マニュアルフォーカスでの撮影、ペット撮影に向いているかというと正直「ムズカシイ」。

くつろいでいるワンシーンなどを撮影する時に最適なレンズでしょう。

近頃の「よく写る!」と称賛されるレンズは大体この様な引き締まった写りをします。

しかし、細かい部分を見ていくと表面上はきれいでもボケや線の出方が美しくなかったりすることがあります。

焼き鳥に例えてみましょう。1つ目が、最近オープンした美味しいと評判の焼き鳥屋さん。2つ目は創業50年 秘伝のたれで人気の焼き鳥屋さん。このレンズは後者にあてはまる表現の味わい深さがあるのです。

美味しさはどちらのお店もパーフェクト!しかし、50年の歴史が生み出した奥行きのある味わい。といったところでしょうか。

このレンズでガラス越しの世界を撮影すると、とても「クール」な印象を受けます。

温かみのある再現をしたい時は、ホワイトバランスを調整していただくとウッドやレザーの温かい温もりを感じることが出来るようになります。

夜のガラス越しの撮影も同じです。ホワイトバランスを活用し、このレンズの魅力を最大限引き出してみたくなります。カールツァイスレンズを使ったことが無い方も、SONY純正ツァイスレンズしか使ったことが無い方も。マウントアダプターを使用すれば簡単に深いレンズ沼に足を踏み入れることが出来ます!

ぜひ一度お試しください。休日が間違いなくハッピーになります。

それではまたの機会に。

 



[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:21年02月18日 17時03分 ]

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