連載中の「カメラを愉しむvol.39」は、「SONY α7シリーズと相性抜群『Carl Zeiss Planar T* 50mm F2 ZM』」をご紹介いたします。
自宅で写真を整理していると十数年撮り溜めたデジタル写真データでも「なんとなく古さ」を感じる写りの写真もありますが、逆に「最近撮影したばかり」のように鮮明に色褪せぬ表現をしている写真もあります。
本日ご紹介する写真は7年前に撮影した写真ですが、いつ見てもこのカメラとこのレンズの組み合わせは「ハマる・・・」。7年前の記憶とは思えぬ鮮明な写りをぜひご覧ください。ZMということでライカMマウントレンズではありますが、マウントアダプターを装着し、ボディは「SONY α7」をすべての写真で使用しております。
早朝の長野県にある白樺湖。この日は雲が多くどんよりとした天気ですが、カールツァイスレンズのお陰もあって「眠たい写真」にならなずに鮮明に写しだしています。
最近は手軽に撮影できる機種をメインに使用している為、改めて「フルサイズミラーレスカメラ」の描写性能に驚いてしまいました。フルサイズ機を買い戻したくなる衝動に駆られています。
昭和生まれの方なら「あのCM」を連想する方も多いのではないでしょうか。緑と湖に囲まれた素敵な環境で大好きな場所です。
長野県茅野市から上田市を結ぶ76キロの絶景ドライブルートである「ビーナスライン」を絶景を眺めながら駆け抜けます。この地にたどり着くためには急こう配を登り続けなければなりません。この日は曇り空で気温も低く軽快に登りきる事ができましたが、天候に恵まれた日は「輸入車乗りあるある」のオーバーヒートと隣り合わせのスポットだったりします。
美術品を紹介したいところですが、作品が雲の中で撮影を断念。昭和のテレビでよく流れていた「アモーレの鐘が○○時をお知らせいたします」のあの鐘の音色を聞いて移動しましょう。
下山して美しい川の流れに癒されます。そろそろお腹が空いてきました。
ワサビが有名な農場にやってまいりました。辛い物が苦手な私ですが、ワサビカレーならそんなに辛くないだろうと注文しました・・・スパイシーとは少し異なる、「鼻にツンっ」と抜ける様な快感を楽しめるカレーでした。口の中がパニックになったためソフトクリームで口の中をと思えば、こちらも「鼻にツンっ」。ウーロン茶で中和することに成功しました。
ワサビはこのように育てられています。透き通るような美しい水で、あの美味しい「ツンっ」が育つのです。
収穫されたワサビたちはこのように、葉っぱと切り分けられてゆきます。
白米にワサビを擦りおろし、鰹節と醤油をかけて食べるとさぞ美味しいでしょう。
さて、そろそろ帰りましょう。という事で今度は反対側からビーナスラインを駆け抜けます。お天道様に近い場所でまるでエナジーチャージしているかのよう。
必ず立ち寄っていたお気に入りのレストラン。ディナーを食べることが出来るのも数組限定、混雑せず静かでログハウスと温かみのある店内。なによりもマスターの丁寧な地消地産の料理が大好きでした。「でした」というのも、今年残念ながら閉業されてしまったそうです。
地鶏とゴルゴンゾーラチーズのソースのグリル。盛り付けからも愛情をこめて調理されていることがよくわかります。
何分にも考えが「THE 昭和」なもので、初デート=仕事帰りに迎えに行き、高速で星空が美しく湖の畔にある夜遅くまで営業しているレストランへ。そんなプランが叶う貴重な場所でよく活用させていただいた思い出の場所でした。
そんな大切な思い出も「カールツァイスレンズ」なら色褪せない!とまでは言い過ぎかもしれませんが、その大切な思い出を鮮明に残してくれることでしょう。カールツァイスレンズを使ったことが無いという方にも自信を持ってお勧めしたいレンズのひとつです。