新元号を迎えて10連休も終わり、新しい時代を感じる連休明け。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は非常にレアな組み合わせ。
CONTAX唯一の中判カメラであるCONTAX645と、専用デジタルバックの
PhaseOne P45+を使用してみました。
世代としては少し前のデジタルバックですが、使用してみるとコレでしか味わえない
魅力が詰まった描写の数々に思わず欲しくなってしまうほどです。
折角こんなに素敵な機材なのだからと、桜を見ながら
撮影していました。CONTAX645の標準レンズであるPlanar80mm F2は
AF搭載で中判でF2という開放値を持った貴重な1本。
そして逆光耐性も年代を考えるとかなり健闘しています。
ここで気を付けなければならないのが画角。
従来の645ではなく49.1×36.8mmと少し詰まった感じになります。
ファインダーの見たままでシビアに構図を決めて撮ったはずが、
微妙に下が切れていたり…慣れるまでに少し時間がかかりました。
しかし時間と共に違和感が薄れ、一日使った後あまり大きな違和感は感じません。
撮影後にCapture Oneで調整。
3900万画素CCDセンサー搭載のこのP45+ですが、今見ても非常に良く
フィルムでもなくデジタルでもない独特な画が出てきます。
勿論中判センサーである為レタッチ耐性も高く、彩度の調整
だけでも驚くほどに印象が変わります。
レスポンスに関しても違和感が全くありません。
フィルムのCONTAX645の使用感と変わらず、サクサク撮れます。
筆者はAFよりもMFで切り替えて撮影していた事から、こんな大胆なスナップも可能です。
本当はポートレートや風景で撮影したいところですが…筆者には
あまり縁がなく、歩きながら撮り倒すスタイルになってしまいます。
CCDセンサーならではの発色は、時に驚きをもたらす事もあります。
濃厚な発色は少しポジフィルムの質感を想起させる部分もあり、
未だに多くの人を魅了するのも納得できる1枚。黄色の発色のニュアンスを丁寧に
描き分けています。
CONTAX645も発売されてから長い年月が経っています。
しかしこの描写力は「流石はZeissレンズ!」と唸らせるものがあります。
AFでも使える中判のZeissレンズがあるのはCONTAX645の特権とも言えるでしょう。
当店でも非常に人気の高い機種です。
今回入荷したP45+のCONTAX645用バックも入荷が珍しく、
CONTAX645をお持ちの方も、これからセットで導入したい方も
是非ご検討下さい。
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