【DJI】気軽に動画を始めるならとにかくオススメ、Osmo Pocket3
旅行先などで、この瞬間をいつでも振り返れるようにVlogなどで残したいと思うことが増えました。
しかし、手振れの心配など動画は写真よりも考えることが多いように感じます。
気軽に動画を始めたい。出来れば、電源入れたらすぐ簡単に綺麗で手振れもない動画を撮りたい。願わくば、軽い機材で身軽に。
そんな願いを叶えてくれる、カメラを見つけました。
DJI Osmo Pocket 3です。
今回はそんなポケットジンバルカメラ、DJI Osmo Pocket 3をご紹介したいと思います。
まずはこちらの動画をご覧ください。
ここからは、動画にでてきた画像を元にさらにDJI Osmo Pocket 3の魅力に迫りたいと思います。
まず、魅力的なところはその起動時間の速さです。
動画を撮りたい、と思った時は背面の回転式スクリーンを90°回転させるだけですぐに起動します。起動したら、赤いボタンを押せば楽々動画撮影スタートです。
予め動画の設定などを決めてから出かけてしまえば、動画に残したい瞬間に出会った次の瞬間には動画撮影をスタート出来ます。
反対に、動画撮影を終えた時もスクリーンを元の位置に指一本で戻せば約2秒で電源がOFFになります。
電源が切れるとカメラ部分も元の位置に収納されます。カメラはOsmo Pocket3の内側に向くように収納されるのでレンズ面が傷つく心配もありません。
動画撮影で一番気になるのが、ブレではないでしょうか。
手ブレを起こさない方法として、ジンバルにカメラを乗せて撮影を行う、ということがまず思い浮かびます。
しかし、ジンバルはそれ自体だけで1キロ近くあるものが多く、カメラやレンズと合わせると2キロを超えてしまう場合が多いです。もちろん手ブレは徹底的に抑えてくれますが持ちなれていない場合かなり重いです。
少しの撮影なら大丈夫ですが、半日を超えてくると重さが堪えてくるというものも事実です。
動画メインでしたら頑張ろう、と思いますが観光のついでにジンバルを持って…とは厳しい場合も多いのではないでしょうか。
Osmo Pocket3はポケットジンバルカメラというジャンルに位置するカメラです。
片手で楽々持ち運べるサイズと重さでありながらジンバル機能もついている嬉しいカメラとなります。
今回の映像では、とくに自分の重心を下げて軸がぶれないように気を付けては歩いていません。あくまでもいつもと同じように歩いています。
動画をご覧いただいてわかる通り、全く手ブレを感じさせないスムーズな動画となっています。
途中からは少しだけ走ってみました。歩いた場合に比べると上下の動きが激しくなるので、画面上も動きが出ていますが、写っている木々がブレブレになり見にくい、ということはありませんでした。
今回は特にデフォルトから変更していませんが、ジンバルのフォロー速度を調整することも可能です。
画面を下にスワイプすると設定画面となります。人が走っているアイコンをタッチすると「低速」「デフォルト」「高速」の3つから選ぶことが出来ます。
車やスポーツをしている人など、動きの速い対象を撮影する場合は「高速」にすることで、より追従に適した動きを取ることが出来ます。
それぞれを選ぶと下に簡単な説明文も表示されるため、初めてでもどれを選んだらいいのか分かりやすい仕様となっています。
画面左下にあるビデオアイコンをタッチすると様々な画像設定が出来ます。
まずは、「タイムラプス」機能をチョイスしました。こちらもアイコンをタッチして簡単に挑戦が出来ます。
設定場面で詳細な秒数などはそれぞれ設定できますが、今回はタイムラプスを選びそのまま画面に指示が出た通りに12分間ジンバルを固定し車の往来の様子を動画に収めました。
タイムラプス映像は、どれくらい動画をまわしたらいいのかレンズの設定はどうしたらいいのか難しいところが多くあります。
しかし、今回は文字通りボタンを押すだけで簡単にトライできました。
詳細な設定をすることも可能なため、気軽に撮影してから段々と本格的な動画にもチャレンジできるカメラだと感じました。
パノラマ写真モードにすることもできます。
180°のパノラマか3×3×2という2種類のパノラマ写真モードを選ぶことが出来ます。
180°の場合、左から右へ水平方向に4枚の写真を撮影し一枚のパノラマ写真とします。
3×3×2の場合、様々な方向の9枚を撮影し一枚のパノラマ写真に合成します。
今回は3×3×2の写真にしてみました。こちらもカメラ側から「上の写真を撮ってください」などと撮影方向の指示をしてくれるため指示の通りに撮影していくだけで簡単に写真が撮れました。
設定を変えるだけでスローモーション映像も撮れてしまいました。
音声は収録されず、映像のみとはなりますが、片手でカメラをもってこれまでと同じように撮影しただけでスローモーション映像があっさり撮影できます。
今回、この動画を撮影しながら何気なくビデオのアイコンをタッチしたところこのような様々な機能が選択できることが分かり、挑戦してみました。
事前準備など特にしなくとも、「この機能なんだろう。気になるから撮ってみよう」というちょっとした気持ちだけでこのように綺麗で楽しい映像や写真を撮ることが可能です。
感覚としてはスマートフォンなどと同等の気軽さとわかりやすい操作性、しかしそれを上回る描写が両立しているいいとこどりの嬉しいカメラです。
唯一の欠点は、フレアやゴーストが出やすいということでしょうか。
しかし、明るい場面ではエントリーモデルランクのレンズではほとんどの場合フレアやゴーストは発生してしまいます。高性能のレンズでも全くでないレンズはほぼなく、条件によっては出てしまうものになっているため許容範囲ではないかと思います。
むしろ、効果的に動画に取り入れて「この日はいい天気だったな」という思い出の一助としてもいいかもしれません。
電子ズームが搭載されており、4Kで撮影した場合は2倍のズームとなります。(写真では2倍、動画撮影時は設定によってそれぞれ1080pの時は4倍、2.7Kの時は3倍となっています。)
上下の写真はそれぞれ定位置からそのまま撮影した画像と2倍の電子ズームをした画像です。
2倍にしても画質の乱れはありません。ジョイスティックを操作することで簡単にズームが出来ます。
動画を撮影しながらズームインすることもできるため、動画の幅が広がっていくように思います。
上下左右にそれぞれ最大180°可動します。
こちらは上下にそれぞれどこまで動くのかを確認した際の画像です。
こちらもジョイスティックを操作することでカメラがゆっくりと移動していきます。
それぞれきっちり90°ずつ、下に稼働させたときはOsmo Pocket3を持つ私の手が写り込んでしまうほどでした。
もしも、カメラが真上や真下をむいたままになってしまう、急いで従来の位置にレンズを戻したいといった場合はジョイスティック中央を2回押すことで元の位置に戻すことが出来ます。
また、ジョイスティックを3回連続押した場合はカメラの向きが変わります。例えば風景を紹介しながら自分のコメントも残したいといった場合にすばやく3回押すことで自撮りモードにすることが出来ます。
このように動画を撮影しながらストレスなく画面の向きの切り替えが片手で出来ます。
Osmo Pocket3になってこれまでのモデルとはことなり1インチのセンサーが搭載されました。
ついているレンズは35mm換算20mm、F2のレンズです。
そのためこのように背景がしっかりボケた写真を撮ることも難なく可能です。
小さいボディでは考えられないようなしっかりとした癖のないボケとなっています。
最後に、私が最も便利だと思ったアクティブトラック機能についてです。
アクティブトラックをONにし、追従した対象を液晶上で2回タップするとトラッキングが開始されます。
動画の中ではテクテク歩き回る鳩をトラッキングしています。
ちょこまかと予測不能な方向にジグザグ歩く鳩にも関わらず、きっちり追従しています。
追従している間は画像のように緑のフレームで表示され、追従出来ていることが分かりやすく表示されます。
もし、画面から対象がフェードアウトしてしまうとどうしても一度追従できなくなりますが、また画面に現われた際は再びトラッキングを開始してくれます。
トラッキングを解除したい場合は同様にタップすれば解除されます。
一番、性能の高さに驚いたのはアクティブトラックをONにした状態でジンバルを動かしてもきっちりカメラは対象から目を離さないところです。
動画でお分かりいただける通り、左右にOsmo Pocket3を動かしてもカメラ部は微動だにせず対象部を見続けます。それは怖いほど正確でした。
そのため、お散歩中のペットの動画を撮影したい場合などで大活躍してくれる機能だと思います。
このように、機能満載・魅力満載のDJI Osmo Pocket3。気軽に旅行に持って行って旅の思い出を残したい方、そこまで動画に詳しくないけれどチャレンジしてみたい方にオススメです。スマートフォン感覚でサクサク使いこなせる分かりやすい機能性や、それに反比例するかのような高画質な映像に一度使ったら虜になること間違いありません。
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