【ENJOY! SUMMER】マクロレンズのススメ
マクロレンズのススメ
夏こそ撮りたいマクロ撮影!今の季節に一歩外へ踏み出せば、美しい花や小さな昆虫など被写体で溢れています。今年の夏はマクロレンズで写真を撮りましょう!
マクロレンズの種類について【等倍マクロ】
マクロレンズのカタログを見ていると目にする【等倍】や【撮影倍率1:1】という表記。これは被写体を原寸サイズのまま撮像素子へ投射し、撮影ができるというものです。マクロレンズの説明で「寄れる」という言葉をよく使いますが、正確には「大きく写せる」というのが正しい言い方になります。
マクロレンズの種類について【ハーフマクロ】
こちらもカタログ等で目にする言葉。【ハーフマクロ】や【撮影倍率1:2】と表記されています。先ほどの説明が等倍なら、これは読んで字のごとく、撮像素子上で原寸の半分のサイズで撮影ができるというものです。
等倍とセンサーサイズの違い
等倍マクロであってもセンサーサイズによって被写体の見え方が大きく変わります。フルサイズセンサーでは中央にしか写せなかった被写体も、フォーサーズセンサーでははほぼ画面一杯に写し出すことができます。一概にセンサーサイズが小さい方がマクロ撮影に有利とは言えませんが、より拡大して写し出す事が可能です。
おすすめマクロレンズ【等倍】
ここからはマップカメラがお勧めするマクロレンズをご紹介いたします。
使用機材:Canon EOS 5D Mark IV + SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACRO(キヤノン用)
まずはシグマの伝説的なマクロレンズである“カミソリマクロ”の最新作『SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACRO』。まるでカミソリのようなソリッド感のある超解像力が魅力のレンズです。
絞り:F5/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200使用機材:Nikon D5 ボディ+TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
続いてはタムロン伝統のマクロレンズ『TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO』。本レンズの魅力は「バターのように濃密でなめらか」と言われるボケ味。従来モデルの『Model 272』も非常に美しいボケ味が楽しめるレンズです。
おすすめマクロレンズ【ハーフマクロ】
絞り:F2/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
徹底的な高画質にこだわって作り上げられた『Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical』フォクトレンダー史上最も優れた性能を持つハーフマクロレンズです。
おすすめマクロレンズ【高倍率マクロ】
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
コンパクトサイズと使いやすい画角を両立しつつもマクロ性能は一級品の『OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro』。最大撮影倍率は等倍を超え、35mm判換算で2.5倍相当まで被写体を大きく写し出すことができます。
おすすめマクロレンズ【ズームマクロ】
焦点距離:70mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400使用機材:Canon EOS 5D Mark III + EF24-70mm F4L IS USM
標準ズームレンズ『Canon EF24-70mm F4L IS USM』は本格的なマクロモードを搭載しているのが特徴。最大撮影倍率0.7倍までクローズアップすることができ、マクロレンズ顔負けの描写性能を誇ります。