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【Panasonic】郷愁を誘うピンホール・・・ミラーレス一眼でちょっと工作

【Panasonic】郷愁を誘うピンホール・・・ミラーレス一眼でちょっと工作

元来ハッキリ、クッキリ、シャープな写真が好きです。
旅先にカメラを持ち込んで、ガイドブックに載っているお馴染みの名所や現地でしか味わえない空気感を切り取る・・・。
そんな、もう二度と出会えない貴重な瞬間は特にしっかり写したいと思っています。

そんな私ですが、夏は何故だか工作をしたくなってしまいます。
ピントやシャッターチャンスにこだわらず、
ドキドキ・わくわく感のある面白い写真を撮ることができればうれしいです。

ということで、ほんのちょっぴり工作をして、
2021年の夏を『ピンホール写真』で写しこんでみたいと思います。

 

それでは、早速カメラを準備します。
ピンホール写真といえば、暗箱に印画紙やフィルムをセットして反対側に針穴をあけて露光します。
完全に遮光した状態で現像をするので材料を準備することを考えると、敷居が高くなってしまいます。

今回は家にあるものを使って挑戦!
ということでデジタルカメラの撮像素子をそのまま利用します。
最もお手軽なのは、マウント部分を覆うボディキャップに針穴をあけます。


ボディキャップの真ん中にニードルのような鋭いもので穴をあけます。
次に黒紙に針で穴をあけます。できる限り真円になるようにします。
ニードルで開けた穴の中央に来るように黒紙を張り付けます。
(*アルミ缶を使って針穴を作ればゆがみも少なく、耐久性のあるものが作れます。)

ボディキャップで撮影した写真がコチラ

使用したカメラのセンサーはフルサイズです。
ボディキャップから撮像素子までの距離が短いので広角な写りになりました。
(画像は両サイドが撮影できていなかったのでトリミングしています。)

撮像素子の写っていない部分が多く、何故だかもったいなく感じたのでもう少し針穴からの距離をとってみることにします。
家にあったボール紙に少し工作をして、高さ2cmほどの筒を用意します。
マウント部から光が入らないようにテープ等でしっかりと固定します。

黒マジックで内側外側ともに黒く塗りつぶし先端に針穴をあけています。

それでは早速撮影!
即席ピンホールカメラを持って近所へぶらり。
低気圧が通り過ぎた直後で一気に夏の日差しが戻ってきました。
こんもりとした白い雲が青い空に映えます。
撮像素子との距離ができた分、画角が若干ですが伸びたようです。
画角は24-35mmぐらいでしょうか。
ほんの少し針穴の場所が真ん中からずれた分、周辺光量落ちもあって面白い写りになっています。
パースがついて広角の迫力のある画が撮影できました。
カラーは油絵のような写真が撮れました。

レンズの無いただの針穴だけで写せてしまうなんてピンホールカメラ、面白いです。
柔らか、レトロ、ピンボケ、などなど色々な感想がありますが、
私は思いがけず子供のころに見た風景を思い出しました。

ピントを合わせもなく、シャッターを切った後どんな場面が写されているのか、ドキドキしながら液晶モニターを確認します。

ほんの少しの工作でいつもと違った写真を撮ることができました。

*小さな針穴ですが、撮像素子に直接光が当たります。
撮影後すぐに穴を覆って、撮像素子が焼けないように配慮して撮影しています。
*撮像素子はホコリ・チリが付着しやすいです。撮影後はブロアーをかけたり、長時間の撮影は避けるなど工夫しましょう。

 


[ Category:etc. Panasonic 未分類 | 掲載日時:21年08月21日 11時00分 ]

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