【etc.】 ALPA 10d & Angenieux 28mm F3.5 type R11
Made in Switzerland!
時計の歯車を作っていたメーカー、ピニオン社が世に生み出した、奇怪な一眼レフ。
本日、最初にご紹介するお品物は、『ALPA 10d』です。
その立ち姿からして、すでに怪しさが漂います。
この10dは1968年から1976年にかけて、3992台しか生産されていません。
他のカメラメーカーからすると、考えられないほどの少数生産体制。
このカメラが販売されていた当時、ライカよりも高価なカメラだったというのも納得できます。
さて・・・そんなスイス生まれのアルパ。
一体どこが奇怪な一眼レフなのか、見ていきましょう。
まず、巻上げレバーが通常とは逆向き。
人差し指で手前に巻き上げます。
シャッタースピードダイヤルも凝ったデザイン。
ボールベアリングが多用されていると思われる、独特の感触がステキです。
シャッターボタンに至っては、ボディ前面、右手側に付いています。
四角いノブはレリーズロック。その下は、華奢な作りのセルフタイマー。
角張ったり、逆反りした軍艦部も独創的。
特徴的な赤と金のクレストが装着されているので対外輸出仕様ですね。
“ALPA”のロゴがあえて右下にずらしてあるのもお洒落です。
最後の極めつけは、この巻き戻しクランク。
ノブかと思いきや・・・引っ張ると伸びます。
斜めに。
パンタグラフ式。凄い発想です。
・・・さすがは時計部品の製造メーカー。
ライカとはまた違った、斜め上の精密感があります。
精密ゆえに、独特過ぎるシャッター機構にトラブルをかかえている個体が多いアルパですが、
この10dは点検・整備済み。
安心してお使いいただけます。
アイピース未装着、接眼部の張り合わせに少々劣化がありますが、見えには影響ない程度です。
そして、ALPAに精通した方なら気になるポイント、
裏蓋とシャーシのシリアルナンバーもきちんと合致しています。
また、アルパと言えば、同じスイスに本拠地を置くKern社が作ったマクロスイターが標準レンズとしてあまりにも有名ですが・・・
それ以外にも、様々な優れた光学メーカーがレンズを供給していました。
今回、共に入荷したレンズも、そんな中の一社。
ご紹介しましょう、フランスはアンジェニューのレンズ。
アルパマウント、『Angenieux 28㎜ F3.5 Retrofocus Type R11』です。
ボディ前面のシャッターボタンと同軸の、外部連動方式の自動絞り機構となった後期タイプ。
シャッターボタンを押し込むと、レンズの絞りも絞り込まれます。
このタイプの生産本数は僅か2235本。
さすがにレンズも製造本数が少ないですね。
綺麗な前玉です。
光学系の状態の良さは、アンジェニューとしてはなかなか拝めないレベルと言ってもいいでしょう。
これまた、オリジナルのレンズキャップが貴重です。
サイズDという特殊規格なので、オリジナルフィルターの入手は困難。
専用のレンズキャップは重要なアイテムです。
あわせてみると・・・なんとまぁ、独特なフォルムに・・・
格好良いじゃないですか。
ボディもレンズも、凝ったギミックが魅力のアルパ。
お手元に一台、如何でしょうか。
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