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【FUJIFILM】とある50R GF45-100mm F4 R LM OIS WR編

ふと気付けば寒い冬も過ぎて春です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
春と言えば花や景色、ポートレートといろいろな場面で撮影することが可能なズームレンズが欲しくなる季節でもあります。
今回は冬の寒さと昨今の状況で冬眠していたGFX50Rにぴったりなレンズとして、発売時から気になっていたGF45-100mm F4 R LM OIS WRを使用してみることにしました。

このレンズに限ったことではないのですが、FUJIFILM Gマウント、XマウントのレンズにはRやLM、OISなどの記号がレンズ名の後についているものがあります。
これはレンズにどんな機能がついているか示すものです。
Rは絞りリング搭載、LMはリニアモーター搭載、OISは光学式手ブレ補正(Optical Image Stabilizer)搭載、WRは防塵防滴となります。
こうしてみるとGF 45-100mmはかなり高機能にまとまったズームレンズといえます。
ラージフォーマット用のズームレンズとしては45-100mmと単焦点なら3本程度持ち出さなくてはいけない焦点域を一本でカバーしてくれる便利なレンズです。
今回使用してみた率直な感想としては「とても良い」です。
まさに語彙力をなくしてしまうレンズ、実際に写りをご紹介して参りたいと思います。
今回は動画も撮影してみましたので是非ご覧下さいませ。

50Rで撮影のため、フルHD 30Pが限界となりましたが、フィルムシミュレーションを使用しながらの動画撮影は非常に楽しく、写真と同じ感覚で映像を捉えることができました。
4K 60Pが撮影可能なGFX100シリーズでもぜひ試してみたいと思いました。

さてここからは写真をご紹介していきます。
椿の花びらの瑞々しい描写が際立ちます。まるで光り輝いているような存在感があります。
浮き出るような立体感が素晴らしいです。

そして上の写真をトリミングしたものがこちら。
全くディティールが崩れていません。
花びらの質感、陰影、やわらかな階調、フィルムシミュレーションは画質設計であるということを改めて認識させられます。

絶妙に色の混じった椿を見つけました。
浴衣の柄にしたら良さそうな洗練された混色になっています。
クラシックネガの深みのある赤色の表現が好きです。

こちらは山茶花でしょうか。
山茶花とと椿の花はよく似ており、恥ずかしながら筆者も最近まで同じ花だと思っていました。
椿は散る際にぽろっと花ごと落ちるのに対し山茶花は花びらから散り、葉の形も少し違うようで山茶花の葉の付け根には毛がはえており…など判別方法はたくさんあるそうです。
もしかすると今まで椿だと思っていたものが山茶花だったということもありそうです。
レンズのズーム域は45-100mmと高倍率とまではいきませんが、痒いところに手が届く焦点域です。
頭上にあるものを少し大きく写すのにはちょうど良いです。

絞り込んで撮影、ごつごつと武骨な桜の幹が表現されています。
苔の色も味があります。
この日はあいにくの曇天、もうそろそろ満開の桜でしたが晴れた日に改めて撮影したいと思いました

少々個人的な話になりますが、最近焼きおにぎりを作るのにハマっています。
醤油を塗るハケが無かった為、お菓子作り用のヘラで代用したのですが、均一に塗れず少し焦げました…。
醤油とみりんをあらかじめご飯に混ぜ込んでおくと美味しいという情報を得たので実際に試してみたのですが、
とてもおいしく、しっかり味のついたおにぎりがお好きな方にはお勧めです。
GF45-100mmは最短撮影距離が広角端0.65m, 望遠端0.82m、片手で持ちながらギリギリ撮影が出来ます。

GFXシリーズで使用するレンズを試すときに筆者が一番気になるポイントは65:24の横長アスペクト比との相性です。
ここからは少しだけ横長写真もご紹介して参ります。
撮影時に前後に動ける場合であれば単焦点での撮影に難はありませんが、狭い場所や街中ではなかなか撮影対象との距離を足で稼ぐのが難しいと考えていました。
今回はズームレンズのためその点は大きく解消され、フレーミングに集中することができました。
65:24との相性はとても良好と感じました。

ウェーブを描く植物、先端の棘がチャーミングです。
フィルムシミュレーションはACROSを使用しました。

中央の濃いピンクの花が右の薄ピンクの花に割り込みをしています。
花の社会もまた大変なものなのかもしれません。
色とりどりの被写体を切り取るのにも横長のフォーマットは効果的だと感じます。

自宅に屋上があれば植物を育てたいと思っています。
小さい頃から屋上という言葉だけでなんだかワクワクします。
曇天の空にモノクロ写真は良く映えます。

今回はGF45-100mm F4 R LM OIS WRをご紹介しました。
色々なGFレンズを試して感じることは高い解像感と高い階調性能です。
単焦点に限らずズームレンズにも同じことが言えると思います。
GF45-100mmはGFレンズ群では100-200mmに次いでズーム域の広いレンズです。
GFX 50シリーズにも100シリーズにもよく合います。
画質に妥協なく、幅広い場面を撮影される方には特におすすめの一本です。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:21年03月27日 16時10分 ]

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