連載中の「カメラを愉しむvol.56」は、『FUJIFILM クラシッククロームと春の軽井沢』をご紹介します。3月下旬のとある休日、ポカポカ陽気に誘われ都内のとある神社まで散歩に出かけました。
梅の花のよいかおりに誘われながら、フィルムシミュレーションのセッティングを煮詰めていきます。撮影でオールドレンズをメインに使っているのでコーティング特性によって、都度セッティングを好みに仕上げるようにしています。
今回使用した「七工匠 7artisans 25mm F1.8」でお気に入りのセッティングは「クラシッククローム / H Tone +-0 / S Tone -1 / COLOR +2 / NR -2」で撮影しています。
梅の花がとても気持ちよさそうに咲いていました。
神社の階段を降りるとビルの1階では、V10エンジンを搭載したまるでF-1さながらのサウンドを奏でる「LEXUS レクサス LFA」が展示されていました。クルマ好きにはたまらない1台です。
タイトルに「春の軽井沢」と書いてあるのに全然軽井沢ではない!そう思われた方も多いでしょう。参拝した後、カフェで珈琲を飲みながら「今日みたいなポカポカ陽気、軽井沢あたりで露天風呂に入ったら気持ちよいだろうな」と思い立ちノープランで軽井沢に向かいました。
ん、、、なんか思っていたのと違う。
これは間違いなく1つ季節が違う。残念ながら本日の軽井沢は冬に逆戻りしていました。
根っからプラス思考な筆者は、雪見風呂も気持ちよいだろう!と前向きに考えます。
ワイン酒場が賑わっていました。雪を見ながら一杯!といいたいところですが宿も予約していないので我慢。
筆者が子供のころからある洋風建築のホテル。とても雰囲気があります。
無事到着。ポカポカ陽気の露天風呂とはいきませんでしたが、あたたかい湯船につかることで心身ともにリラックスすることができました。
温泉施設のまわりにある雪は、水分を多く含んでいるようでずっしり。
雪の絨毯におもわずモフッと飛び込みたくなる衝動にかられましたが、ここは我慢!
木に雪が積もり、ウサギの様なシルエットになっていました。
フォトライフの愉しさは、このような想定外の出来事からたくさんのシャッターチャンスに恵まれることがあります。「今日はこんな写真を撮ろう!」と決めて行くことが多いと思いますが、時にはノープランで飛び込んでみるのも面白いかもしれません。続きはまた次の機会に。