【FUJIFILM】クラシックネガで庭園を撮る 〜XF35mmF1.4R〜
風が心地よくパーカー1枚で過ごしやすい清々しい陽気の中、とある庭園へ訪れました。
この日、お供に選んだカメラはFUJIFILMのX-T4とXF35mmF1.4R。
2019年以降に登場した新しいフィルムシミュレーション:クラシックネガの色合いに一目惚れし、ボディは搭載機種のX-T4を選択。
のんびりお散歩、スナップ撮影に大活躍なXF35mmF1.4Rを組み合わせて、クラシックネガとの相性を体感してきました。
フィルムシミュレーション:クラシックネガとは…カラーネガフィルムをプリントしたときのテイストを再現したもの。 低彩度かつハイコントラストであることに加え、同じグリーンでも明るさに応じてグリーンの色味を変化させることで味わい深い色調が楽しめるモードのこと
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
陽の光で透き通るちいさな葉っぱ。
繊細な葉の繊維が1本1本、綺麗に描写されております。
光が当たり明るい部分は綺麗に透き通り、葉が重なり影になっている部分は深みのある緑の発色がとても綺麗だと感じました。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
緑に囲まれた空間、そして石畳。
引きの写真でも石畳の質感が見事に描写されていて圧巻でした。
抜け感のあるクリアな描写で、1枚シャッターを切る毎に楽しい気持ちになります。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
午後3時過ぎ、静寂な癒しのひととき。
竹で作られたアーチを潜り抜けます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
アーチを潜り抜けた先には、ちいさな竹林がありました。
周囲にはたくさんの木々が生えており、すこし薄暗い場所。
木の隙間から漏れる日の光、影の部分のコントラストが綺麗に表現されました。
竹のさりさりとした触感、質感、立体感がリアルに伝わってくるようです。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
毒々しくも美しい配色の花も咲いていました。
開放1.4で撮影。解像感の高い立体的な画づくりもよいですが、
ふわりと微睡の中にいるようなとろみのあるボケ感も魅力的です。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
再び木々に囲まれた薄暗い場所で撮影しました。
重く深みのある色合い、空気感がナチュラルに表現できる素晴らしい画づくり。
これは惚れずにはいられません。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
さらに薄暗い場所へ赴きます。
XF35mmF1.4Rには手振れ補正機能がついておりません。
ですが、X-T4に搭載されている5軸6.5段分のボディ内の手ブレ補正機構の恩恵を受けられるため、
暗所撮影でも快適に撮影することができます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
逆光の中での撮影。
もともとフレアやゴーストは発生しにくいレンズだと感じますが、わざと発生するポジションを見つけて撮影してみました。
薄い空気のベールが張られたような、印象的な画が撮れたように思います。
フジノン XF35mmF1.4R
コンパクトで優れた携帯性をもつXF 35mm F1.4 R。
ひんやりと仄かに冷たい金属の質感が手になじみます。
絞り・ピントリングともにスムーズで滑らかな操作性、絞りリングを回したときのカチカチ音が耳に心地よいです。
フジノン XF35mmF1.4R
開放F1.4から得られる美しいボケ感、そしてクリアな描写力。
開放からの撮影でもピント面の解像度が非常に高く、素晴らしいレンズです。
フイルムシミュレーション:クラシックネガとの相性もよく、日常の中の一瞬を持て余すことなく切り取りたくなる、よき相棒となりそうな予感です。
【XF35mmF1.4Rの主な仕様】
レンズ構成:6群8枚(非球面レンズ1枚)
画角:44.2°
開放絞り:F1.4
最小絞り:F16
絞り形式 羽根枚数:7枚(円形絞り)
ステップ段差:1/3ステップ(全22段)
撮影距離範囲 標準:0.8m~∞
マクロ:28cm~2m
最大撮影倍率:0.17倍
外形寸法:最大径×長さ 約 ø65.0mm × 50.4mm
質量:約187g
フィルターサイズ:ø52mm