【FUJIFILM】サブ機にも極上の銘玉を
カメラが好きな方には共感していただけると思うのですが、
ここぞという時用のメイン機とは別に、少し気軽に撮りたい時用のサブ機を所有したいという欲望。
筆者もそんな欲望を抱えていた一人です。
メインはデジタル一眼レフを使用しているのですが、気軽に撮れるミラーレスをサブ機として欲しいという気持ちを抑えきれず、
FUJIFILM X-T30を購入しました。小型でクラシックなデザインに一目惚れでした。
しかし、懐事情の寂しかった筆者はサブ機に装着するレンズまで十分な投資をすることが出来ず、
一緒に買ったのは1万円もしないMFの安価なレンズ。。。
写りが気に入っていないわけではありませんが、AFで撮りたい時もあれば、より解像感を求めてしまう時もあります。
メインで使用している一眼レフとはマウントが異なりますので、レンズの共用は出来ません。
きっと私以外にもサブ機にはそこまでハイスペックなレンズを合わせられない方もいらっしゃるはず。
ちなみに下の写真はまさに今回のブログのタイトルにもしている銘玉。
今回試写する機会に恵まれて装着したFUJIFILM XF16-55mm 2.8 R LM WRです。
Xマウントレンズを代表する大口径標準ズームレンズです。まさに贅沢なレンズです。
正面から見てもご覧の通り、小型のX-T30には少し大柄なレンズです。
共感される方は少ないかもしれませんが、小型ボディに敢えて大型のレンズを装着した時のアンバランス感を楽しむのも筆者の趣味です。
構えた際にもレンズが大きい分、左手でしっかり底部を支えられるので意外と違和感はありません。
「フジノンレンズ XF16-55mm F2.8 R LM WR」
35mm 判換算で24mm ~ 84mm 相当の焦点距離を開放F 値2.8 でカバーした、「XF 標準ズームレンズ」のフラッグシップモデル。
FUJIFILM独自開発のナノGI(Gradient Index)コーティング技術の採用で、ゴーストやフレアを効果的に抑制しクリアな画像が得られます。
下の写真は、Xマウントレンズにおいて最高級の証である通称「レッドバッジ」を寄って撮影したものです。
こういったワンポイントな特別感だけで筆者はテンションが上がります。
以下、実際に撮影してきた写真です。
葉脈までしっかり描写できます。シャドウも潰れずに明暗差の激しい場面も違和感なく写すことができます。
風景写真においても立体感のある描写を可能とします。
保護野鳥の小屋を撮影。ネット越しの撮影ですが開放で撮影すれば被写体だけを狙えます。
手前から奥にかけて自然できれいなボケ味を堪能できます。
望遠側で背景を思いきりぼかすことも可能。標準ズームレンズでこの位の描写ができることに感激です。
こちらも望遠側(縦構図)での撮影。
非常にシャープに撮れるレンズですので、背の高い向日葵の存在感をより強調することができました。
普段単焦点レンズばかり使用する筆者にとって、改めてズームレンズの有難さを実感。
下の写真のようにズームで望遠側にすればマクロレンズで撮影したような写真も撮れます。
開放F値2.8のボケの大きさも一役買ってます。
良いレンズを使用して初めてそのカメラの性能を引き出せるということを今回の撮影で痛感させられました。
サブ機のつもりで購入したX-T30。
実はそんなに使用する機会もなく、寂しい思いをさせていました。
今回使用したXF 16-55mm F2.8のおかげで私のサブ機に対する印象をだいぶ変えることができました。
サブ機もちゃんと活かすためにはレンズも愛用できるものが必要。
当たり前のことでした。
次に買うレンズはもう決まりです。