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【FUJIFILM】フィルムシミュレーション ACROS

X-Pro2 XF18-55 アクロス
焦点距離36㎜(換算56㎜) F8 1/400秒 ISO200
FUJIFUILMフィルムシミュレーション~

フィルムメーカーとして色に強いこだわりを持ち、独自の色再現技術でユーザーの心をつかむフジフイルム。
独自のセンサーに加えその要となっているのがフィルムシミュレーションです。
フィルムを交換するイメージでモノクロ、カラー、色味など異なるにモードに切り変えることができます。

今回はその中からモノクロのシミュレーション”ACROS(アクロス)”をご紹介いたします。

X-Pro2から搭載されたフィルムシミュレーションで、フィルムも現行で販売されています。
豊かな階調と優れたシャープネスが特徴で幅広いシーンで使われているモノクロフィルムです。

早速どのような写真になるのか見ていきましょう。

X-Pro2 XF18-55 アクロス
焦点距離19㎜(換算28㎜) F5.6 1/12秒 ISO1600

まるでフィルムを印画紙に焼き付けた時のような質感になり、
今までのデジタルカメラでのモノクロ写真の常識を覆すような印象を受けました。

X-Pro2 XF18-55 アクロス

先ほどの写真の左上側をトリミングしたものになりますが、木目の細部に至るまで質感が写し出されています。
またフィルムでいうところの粒状性が感じられ、感度を上げた状態で撮影した方がかえって雰囲気が出ました。
それもACROSでは従来と異なるアルゴリズムでノイズリダクションが行われ、ノイズを粒状性へと上手く変化させているからです。

X-Pro2 XF18-55 アクロス
焦点距離18㎜(換算27㎜) F8 1/480秒 ISO400

デジタルカメラでモノクロ撮影となるとトーンが単調になりねむたくなってしまうことや、
反対にコントラストが高めになってしまうことをよく経験しました。
ACROSはその点ダイナミックレンジが広く、諧調表現に優れており自然な印象を受けました。

X-Pro2 XF18-55 アクロス
焦点距離21㎜(換算31㎜) F8 1/340秒 ISO200

粒状性の再現技術と諧調の豊かさによってもたらされた立体感によって
モノクロフイルムで撮影した写真と同じような感覚を味わうことができました。

今後”PRESTO”や”SUPER PRESTO”なんていうシミュレーションが出てこないかなと思ってしまったり、
同じ考えに基づいたモノクロ写真専用プリンターなんか出てこないかなと勝手に妄想が膨らんでしまいました。

話が脱線しましたが、みなさまもフジフイルムのフィルムシミュレーションで好みの”色”を見つけてはいかがでしょうか。

↓今回使用した機材はコチラ↓

↓中古のX-Pro2とXF18-55㎜はコチラ↓

〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:18年03月11日 10時30分 ]

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