【FUJIFILM】フルサイズ機を辞めて新たな機材を手にしたその日
― フルサイズ機と大きいレンズを持ってこそ。そう思っていた時期もありました。
今週末は2024年最後の航空祭である百里基地航空祭が行われます。
入間に次いで都心から近く、ブルーインパルスの飛行展示もあるので足を運ばれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
物は試しと思い切ってFUJIFILMのカメラを手にした筆者は『X-H2S』『フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR 』共に百里基地に向かうのでした。
185mm
377mm
朝早くから始まり15時前には終了となる百里基地航空祭。地上展示はさることながらやはり見所は飛行展示のプログラム。ブルーインパルスだけでなく、F-2やF-15等の戦闘機、UH-60Jというヘリコプター等も飛行する予定です。演目は途切れなく行われるため、開催時間のその多くの時間をレンズを上向きに構えることになります。開場時間に入場するとエプロンで整備中の機体や航空祭に合わせて飛来する機体を見ることが出来ます。とても広いエプロンですがみるみるうちに最前列から埋まっていきます。飛行展示だけであれば上空を飛ぶので比較的後方でも充分楽しめますが、タキシング中の迫力やパイロットの様子などは前方でないと見えにくいかもしれません。また、陣取る場所によって焦点距離も大きく異なってきます。
391mm
520mm
百里基地は民間の茨城空港と供用しているので、飛行展示のために離発着する航空機の合間を縫って民間の飛行機も離発着を行います。普段空港ではタラップ使用時にしかエプロンを歩くことはないので、滑走路上の飛行機を同じ目線で見られることは滅多にありません。滑走路に並行して横長のエプロン。滑走路の端から端まで見渡せるので誘導路から滑走路に入り離陸の瞬間まで全てを見ることが出来ます。
305mm
600mm
558mm
F-15の飛行展示。愛称はイーグル。那覇空港等で目にしていた事はありますが、ここまでの近さで感じる迫力は航空祭以外ではなかなか味わえません。身体の芯まで伝わるエンジン音に酔いしれます。今回使用した『X-H2S』には、飛行機を検出する「被写体検出AF」機能が搭載されています。フジフイルム Xシリーズ、第5世代エンジン「X-Processor 5」の賜物です。これはディープラーニング技術を用いて開発されており、被写体に対してピントを自動的に合わせます。青空を縦横無尽に飛び回るF-15にもしっかりと追従してピント合わせを行ってくれました。カメラの性能が非常に高いので、己のフレーミング能力の方が撮影に左右してしまいます。『フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR 』は35mm判換算229-914mmをカバーしております。超望遠に加えて高倍率でありますが、特殊レンズを豊富に含む17群24枚のレンズ構成により、超望遠レンズ特有の色収差を徹底的に抑制しており、ズーム全域で高い解像性能を有しています。また、放送用レンズに使用されるフジフイルム独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」がレンズ全面に施されているので非常にクリアな写真が撮影できます。
そして待ちに待ったブルーインパルスの登場です。
エプロンから動き出すだけでも歓声が上がるブルーインパルス。周囲の熱気も一気に上がります。次々と青空に飛び立つ機体の方向にレンズが一斉に向けられます。この時点で既にF-15や様々な機種の飛行展示を終えておりますが、『X-H2S』は約660g、『フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR 』は約1605gと合計2kgちょっとですが重心やボディの握りやすいグリップのおかげか疲れ知らず。ブルーインパルスの動きに人間もまだまだ付いていけます。X-H2Sの手ブレ補正は最大7.0段階。さらに5軸全てにおいてボディー内手ブレ補正を活用できます。レンズ単体でも最大5.0段分の補正能力があるのでその安心感はとても大きいです。長時間レンズを上に向けて二の腕がプルプルしてきても、カメラでそれがなかったことにできます。
次々と行われる演目ですが空を広く使うのでやはりズームレンズが扱いやすいです。焦点距離全域で高速なAF性能があるのでファインダーを覗いたまま意のままにズーミングして自由に撮影が可能です。筆者もデータを見返して驚いたのですが、そこまでズームしていないつもりでも望遠側の600mmでかなりの枚数を撮影していたり、反対に200mm前後で撮影しているものも多かったりとレンジの広さに目を見張ります。目の前を飛翔するだけでもテンションは上がりっぱなしですが、隊列を組んでスモークを焚く様子はいつみても興奮が収まりません。改めてパイロットの方々の熟練度に感服するばかりです。
最後のプログラムを終え、帰投していくブルーインパルス。広い会場ではあるもののブルーインパルスの展示されている周辺には最後まで人が多く残っておりその人気ぶりが伺えます。気が付けば夕焼けの空。早朝から動き回った航空祭もこれにて終了です。
今回の組み合わせ『X-H2S』『フジノン XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR 』であれば疲労感もそこまでではありませんでした。普段はフルサイズ機と超望遠レンズを持って野生動物を追いかけているので間違いありません。もちろんそれぞれの良さはありますが、「フルサイズ機×超望遠単焦点レンズがゼッタイ」という感覚はもう古い事が分かりました。航空祭だけでなくこれからの時期は、鳥のイーグルをはじめとした猛禽類たちが次々日本に越冬のために訪れてくる季節でもあります。ぜひこの機会にフジフイルムの望遠システムに着目してみるのはいかがでしょうか。性能と最高の写りを追い求めたフジフイルムの本気をぜひご体感ください。
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