【FUJIFILM】三写三様 Vol.7 ~X-M5編~
「三者三様」三者いれば三つの様、様子があるという意味。
FUJIFILMより発売した『X-M5』そしてこれから発売の『XF16-55mm F2.8 R LM WR II』『XF 500mm F5.6 R LM OIS WR』の3商材。
今回は新製品発表に合わせてコンパクトサイズのボディ、標準ズームレンズ、望遠レンズにフォーカスを当てて当社スタッフがオススメするアイテムをご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、発売を目前に控えたFUJIFILM X-M5 XC15-45mmレンズキットになります。
X-M5は『足取りまで軽くなるようなコンパクトボディに、静止画・動画・Vlog機能を余すことなく詰め込んだX-M5は、そんなシャッターチャンスを逃さない、頼もしい相棒カメラ』とのこと。
ならばと旅のお供に。
撮影地は沖縄。東京の寒さから逃げるように南国の地へ
今回は何も予定を立てずのふらり旅。荷物もできるだけ少なく身軽な装備です。
X-Mのシリーズとしては約11年ぶりとなる後継機種。
シリーズ特徴のファインダーを省略したフラットな作り。
Xボディの現行機種において最軽量となる約355g、レンズキットでも約490gで手のひらサイズとなります。
まるでコンデジのようなサイズ感は旅行にピッタリです。
FUJIFILMと言えば『フィルムシミュレーション』と言われる方も多いのではないでしょうか。
5カ月前に発売されたX-T50と同じく、今回のX-M5にもフィルムシミュレーションダイヤルがボディ上部に搭載しております。
被写体やシーンに合わせて全20種類のフィルムシミュレーションモードを瞬時に切り替えることが可能です。
今までのボタンで選択するというタイムロスをなくし、より直感的に撮影を楽しむ事ができます。
また今回、飛躍的に進化したのが動画の部分です。
縦構図のショート動画モードを新規搭載。カメラを横位置で構えたままでSNSに特化した画角で撮影を簡単にすることができます。
4:2:2 10bitでの6.2K/30p記録(3:2オープンゲート)、4K/60p記録、フルHD/240p記録に対応しております。
動画は「Vlogモード」にて撮影を行いました。【9:16比率の縦長動画(フルHD/30p)の記録】
15/30/60秒の短い記録時間が選べ、撮影時も画面に秒数が出ておりわかりやすい仕様になっております。
また音声機能も強化されており、FUJIFILM初内蔵マイクを3つ搭載。
これによりマイクの指向性を全方位・フロント・バック・フロント&バックの4つから選択できます。
更に定常ノイズ低減も追加され、空調の音のように一定の周波数で鳴り続けるノイズを低減することが可能です。風音低減については、より風切り音をカットできるように強化されました。
実際に使用して嬉しかった機能は、8Mbps、25Mbpsのビットレートが選択可能な部分です。
昨今6Kや8Kなど高画質を歌う中で、どうしても転送や編集に時間がかかっておりました。
そんな中低ビットレートを選択することで、スマートフォンなどへの転送にかかる時間がより短くなり、SNSでのシェアに至るまでの時間も短縮。スマートフォンの容量を気にすることがなSNSへの投稿もより軽やかになりました。
被写体検出AF機能も進化しており人物の顔や瞳、更に動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンをAIで検出します。
今回は動物に設定しましたが暗い場面でもサメやエイなどしっかり追尾してくれました。
カメラに慣れていない方にも是非手に取ってほしいVlog特化型カメラとなっております。
本連載を通じてフジフイルムの魅力が伝われば幸いです。
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