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【FUJIFILM】中判 × 超広角は異次元の写り!GF23mm F4 R LM WRが織りなす超広角の世界

【FUJIFILM】中判 × 超広角は異次元の写り!GF23mm F4 R LM WRが織りなす超広角の世界

皆さんこんにちは。

昔から中判カメラはカメラマンにとって憧れの存在。

PENTAX 654Dを皮切りにデジタル時代でも一般ユーザーが楽しめるようになり、フジフイルムのGFXシリーズの発売以降はより一層中判センサー機を選ぶユーザーが増えたように感じます。

中判センサーならではの階調、立体感、空気感はフルサイズセンサーでは味わえない領域。

特にダイナミックな撮影が可能な超広角レンズと組み合わせると、その味わいをより体感できるように感じます。

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ノスタルジックネガ

 

今回は人気機種であるFUJIFILM 「GFX 50S II」に超広角レンズである「GF23mm F4 R LM WR」を装着して撮影した写真をご紹介していきたいと思います。

その前に、まずは超広角レンズである「GF23mm F4 R LM WR」のおさらいをしていきましょう。

「GF23mm F4 R LM WR」は発売以降、風景や建築写真、室内写真など様々な場面で活躍してきた単焦点レンズです。

卓越した描写力に加えて歪みもしっかり補正され、中判センサーの性能を最大限生かせる性能を誇ります。

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ベルビア

勿論スナップ用のレンズの一つとして選ぶユーザーも多く、ダイナミックな構図と中判センサーカメラならではの描写力が相まって多くの人々を魅了してきました。

先日超広角ズームレンズである「GF20-35mm F4 R WR」が発売され、利便性に関してはズームレンズに軍配が上がりますが、単焦点レンズならではの抜け感、リニアモーターによる高速で静音なAF、価格も中古相場で20万円前半と以前に比べ手に入れやすい価格となっており、今でもおすすめの超広角レンズです。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ベルビア

「GF23mm F4 R LM WR」を手にとって撮影していて感じるのは、スムーズなAFと抜群の画質もさることながら、標準域では味わう事の出来ない奥行/抜け感が思いっきり感じられる「超広角の世界が楽しい!」という気持ちです。

中判センサーならではの質感、階調、色合いの再現力。そしてフジフイルム機だからこそ楽しめるフィルムシミュレーション。

超広角レンズはこれらすべての要素を思う存分楽しめるといっても決して過言ではありません。筆者としては一番お勧めしたい画角です。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:クラシックネガ

フィルムでも中判機を使用していた時代があり(PENTAX 67II等)中判システムの良さは理解していたつもりでした。

露出を見極め、画角をしっかり決めて、ピントを追い込み、ガシャンとシャッターを切る行為。

一枚に掛ける工程に重みがありそれが醍醐味ではありましたが、言い換えると1回シャッターを切る重圧はそれなりのもの。気軽にシャッターを切ることはできず、スナップに持ち出すのはちょっとな…と億劫になることも。

気軽にシャッターを切れる機種も欲しい!とブロニカのRF645にも手を出しましたが、気軽にシャッターを切れば切るほどフィルム代、現像代がかさんでしまい、結局あまり使わなくなってしまいました。

しかしフジフイルムのGFXシステムを使ってから、中判システムに対する考えは大きく変わりました。

「GF23mm F4 R LM WR」のレンズを筆頭にLM(リニアモーター)を搭載しているレンズは特にピントがスムーズで、狙ったところにピタッと正確にピントを合わせる事ができます。

上記の写真にもあるような室内をフィルム機で撮影しようとすると、三脚が必要であったり、露出調整が必要だったりと気軽に撮影ができませんが、「GFX 50S II」と「 GF23mm F4 R LM WR  」の組み合わせであれば、サっと構えてシャッターを押すだけでその情景を綺麗に写真に残すことができるのです。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ACROS イエロー

超広角レンズを中判機に装着して気軽にスナップ撮影ができる。この楽しみ方ができるのはGFXシステムだからこそだと感じます。

さらに被写体によってフィルムシミュレーションの設定を変えてみることで、自分のイメージした写真を具現化したり、想定していなかった写真が生まれたり、同じ被写体でも沢山の写真を楽しむことができます。

日によってフィルムシミュレーションの設定を固定にして一日ぶらりと歩いてみるのもまた一つの楽しみ方。中判カメラの楽しみ方を大きく広げたGFXシステムは感謝しきれません。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ACROS レッド

超広角レンズは建築やダイナミックな風景撮影を撮るためのレンズ、というイメージを持つ方も多いかと思いますが、実はスナップ撮影にもおすすめできる画角です。

肉眼で見るよりダイナミックに情景を切り取るので、思いがけない一枚が撮れることも。標準レンズのように見たままを捉えるのも楽しいですが、新たな世界を切り開く超広角レンズで撮るスナップもまた趣があります。

モノクロで撮った一枚ですが、光と影の陰影の滑らかさ。椅子の細かな柄と絨毯の大きな柄の相対による奥行き、立体感の演出。

中判レンズ&超広角レンズだからこそ楽しめる一枚に仕上がりました。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:プロビア

歩いているとふと目に入ってきたクローバーたち。上から見下ろす形で撮影した一枚。

同じ緑色のようで、植物の種類や葉によって異なる色合いの差を感じることができます。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:プロビア

スマートフォンなどで植物を撮ると、肉眼で見たよりのっぺりしてしまったり、見たときの感動が上手く写真に反映されないと感じることがあるのですが、本機の組み合わせで撮影するとその時目で見た情景や雰囲気までしっかりと写し込んでくれるように感じます。

中判センサーならではの立体感、奥行き感は開放絞りF4で撮影することでより一層際立ちます。

開放絞り値から臆することなく撮影できるのは本レンズの描写が良いからこそ。シャッターを押す回数も自然と増えていきます。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ベルビア

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ベルビア

「超極彩度」と紹介されるほどの高彩度を誇る「ベルビア」は個人的にも大好きな設定の一つ。

すっきりとした青空から、深緑の緑、カラフルな花々まで綺麗に表現してくれます。

ダイナミックな空の下に聳え立つビルや綺麗な花々を贅沢に1枚の写真に収められるのは超広角レンズだからこそ。一枚の写真にたくさんの要素を入れたくなってしまう私にとっては最高のレンズです。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:ベルビア

年代と共に徐々に黒ずんでいく壁や床と、色褪せずに残る鮮やかな青色のペンキの色。そして奥行の感じられる螺旋階段。

上から覗き込んだ瞬間に撮りたい!と思ってしまいました。

階段の一番下から差し込む出口の微細な光もしっかりと描写されていて、その先にどんな風景が広がっているんだろう?と想像力を掻き立てられます。

 

FUJIFILM GFX 50S II + GF23mm F4 R LM WR  フィルムシミュレーション:クラシックネガ

最後は「65:24」というGFXシリーズやHASSELBLAD Xシリーズで選択できるパノラマの画角で撮影した一枚をご紹介します。

夜道を散歩していてふと横を向いてみると、日本にいるにもかかわらず海外にいるかのような情景が広がっており、横に広がりを持たせるために「65:24」をチョイスして撮影しました。

標準レンズであれば目の前のレストランがメインとなってしまいますが、「GF23mm F4 R LM WR」を装着していたので左側の洋風な建物までしっかりと入れ込むことができ、より異国感が感じられる一枚に。

超広角レンズをスナップで使う楽しさを再確認できた撮影でした。

 

FUJIFILM 「GFX 50S II」 と「GF23mm F4 R LM WR」 の写真を数多くご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

少し前のめりで「GF23mm F4 R LM WR 」の魅力を語ってしまいましたが、超広角の撮影は本当に楽しいので是非皆さんにも楽しんで頂きたいと思います。

GFXシステムを既に持っている方は勿論のこと、フルサイズセンサー機でも物足りなくなってきたな…と思っている皆様は特にGFXシリーズに挑戦してみて頂きたいです。

ちょうどこのタイミングで中古の決算セールを行っており、通常よりお買い得にご購入いただけます。

更にジャックスのショッピングクレジット60回払いという選択肢もございますので、中判システムの沼に飛び込むなら今!かもしれません。

春の綺麗な景色は是非GFXボディと本レンズで楽しんでみてください。

 

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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年03月14日 15時55分 ]

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