【FUJIFILM】付けたらどうなる?GFX+???~七工匠Mマウントレンズ編~
GFXにマウントアダプターを装着して検証する本シリーズ。
ついに来るところまで来ました。今回は七工匠のMマウントレンズを検証していきましょう!
TT Artisanのレンズと同様にコストパフォーマンスに優れた個性のあるレンズ群。
一体どんな結果が現れるのか!?何度も申し訳ありません…!GFXのMマウントアダプターについては35mmクロップモードでの
使用を推奨しております。フルイメージサークルの使用は非推奨です。ご了承下さい!
まずは50mm F1.1。無限遠側・開放撮影。
50mmレンズとしてはケラレは大きめです。
近接側・開放撮影。ケラレは大きく改善されました。
このレンズ、なかなかのクセ玉で使いこなしが求められます。しかし50mm F1.1という明るさのレンズとしては非常にコンパクト。
写りもご覧の通り、非常に柔らかく使っていて面白い1本。
続いて望遠レンズです。75mm F1.25。無限遠側・開放撮影。
この焦点距離と数字…思い当たる方もいらっしゃると思います。ライカのノクティルックス75mm F1.25と同じ数字!
七工匠の75mmはGFXのアダプターに干渉せず装着可能です。
近接側・開放撮影。こちらも無限遠側に比べ改善の大きい結果。
描写についてはこちらも柔らかめ。ライカのノクティルックスやアポズミクロン、フォクトレンダーのNOKTON等、
75mmのレンズは開放から切れ味の鋭いレンズが揃っています。過去にライカはズミルックス75mm F1.4が発売されており、
ピントが柔らかい75mmといえばズミルックスしか思い当たりがありません。しかしこのレンズは柔らかめの描写。
多少クロップする必要はあれど、この写りで気になる方も多いのではないでしょうか。
ここからは広角レンズです。35mm F2。無限遠側・開放撮影。
35mmレンズとしては平均的な結果です。
近接側・開放撮影。ケラレは近接側に行くとやはり他のレンズと同じように改善幅が大きいです。
収差は比較的大きめ、しかし中央部分のピントはしっかりしています。
最後はこちら。28mm F1.4 ASPH 無限遠側・開放撮影。
若干色被りのバラつきがあるものの、ケラレに関しては優秀な結果です。
近接側・開放撮影。無限遠時のケラレと比べると僅かに改善。
若干ヴェールが掛かった描写ですが、ピントは立っています。立体感の見せ方も柔らかく、穏やかです。
七工匠のレンズ群もフォクトレンダーやライカと比べるとややカラーバランスにバラつきは見られます。
但し全体的な発色とコントラストは纏まっているようにも見えます。
今回検証したレンズ群はどれも10万円以下。他社では考えられない価格と妙味のある描写はGFXで使うと面白そうです。
注意が必要な点はミラーレス機で使用する際は特に問題ありません。
しかしレンジファインダー機での使用時は自身でのレンズ距離計調整が必要な場合があります。この点もご留意ください。
次回は特にまだ決まっていませんがもう少し奥深い所に入ってみましょう…ご期待ください!