【FUJIFILM】付けたらどうなる?GFX+???~気になる”あのレンズ達”~
今まで様々なレンズをGFXと装着してみたこのシリーズ。今回は特別編。
非常にレアな1本や筆者の個人的に気になるレンズ等を取り上げてみます。
非常に豪華な顔ぶれです。検証できる機会も少ないので、この4本を選んでみました!
いつも通りのご案内ですがGFXとアダプター使用時は35mmモードで使用推奨となっており、GFXのフルイメージサークル使用は
非推奨となっております。では早速見てみましょう。
1本目です。どのレンズでしょうか?答えはズミルックスM35mm F1.4 “Aspherical”無限遠側・開放撮影。
通称”フルスペル”と呼ばれるズミルックス35mmです。その後ASPH.に名前を変えて長い間発売されていました。
近接側・開放撮影。ケラレ等については他の35mmレンズと同じような印象。
しかし中央部分の描写力は流石…周辺光量落ちは元々あるものの中央部分のコントラストが僅かに後に出たASPH.と比べると大人しめ。
ピント部分の絶妙なバランスとどこか透明感のある写りはこのレンズならでは。他のライカレンズとはやや違う印象に感じます。
金額も非常に高価なこのレンズ。欲しい人が多いのも頷ける写り。実際にMで撮影されたレビューもこちらにあります。
続いてはKonica HEXANON (L) 60mm F1.2 New。無限遠側・開放撮影。
こちらも非常にレアな1本。スクリューマウントのレンズですがL-M変換リングで使用しています。
近接側・開放撮影。ケラレも大分改善されました。F1.1というだけあり、やはり柔らかい!
99年に800本限定で発売されたこのレンズ、Newの意味は元々小西六時代に同じ焦点距離と開放値のものが発売されている事から
来ています。設計は全く別です。詳しくはこちらに記載があります。興味のある方は是非!
続いてはグッとオールドな1本です。ヘクトール L73mm F1.9。無限遠側・開放撮影。
前述のHexanonと同様にスクリューマウントの銘玉。ケラレに関しては平均値です。
近接側・開放撮影。個体差も大きなこのレンズ。
状態によって描写の印象も異なる為、なかなかお気に入りの一本に巡り合うのも大変です。
ポートレートやレンズの描写を活かした幻想的な写真を撮影すると面白い1本。勿論柔らかいですがピントはしっかり出ています。
オールドライカレンズの良さが沢山詰まった1本。近接側はケラレも少なく実用域に入ります。
このケラレ方、強烈です…テレビ画面のような…M-Hexanon 21-35mm F3.5-4。21mm側:無限遠・開放撮影。
実は以前にご紹介したライカのトリ・エルマーと同じ「焦点切替式レンズ」です。
21mm側:近接・開放撮影。やはりケラレが強烈です。
使い方次第では個性的な撮影もできそうですが、通常使用するには厳しい結果。
35mm側:無限遠・開放撮影。この結果も驚きました。
僅かに色被りが見られますが、ケラレは驚く程少ないです。
35mm側:近接・開放撮影。無限遠側と同様に良好な結果。
色被りについては大きな変化は見られません。しかしこの結果は筆者も感動しました!
21mm側:無限遠・開放撮影。最初に掲載したのはフードを装着した状態です。
「フードを外せば改善されるのでは?」と思い外してみたところ、改善はされています。
21mm側:近接・開放撮影。フード無し。
無限遠側とあまり大きな変化はありません。
35mm側:無限遠・開放撮影。フード無し。
フード装着時と大きな変化は見られません。
35mm側:近接・開放撮影。フード無し。こちらもフード装着時と大きな変化は見られませんでした。
元々はHEXAR RF用に発売されたこのレンズ。2003年に800本限定で発売されていました。デジタルのM型ライカでは
21mm側の色被りが強く相性が難しいこの1本。やはりHEXAR RFと組み合わせたい1本。詳しくはこちらをご覧ください!
今回は筆者の個人的な好奇心で検証してみました。どれも普通ではなかなか見る事のできない組み合わせ。
楽しんでいただけたら幸いです。次回もご期待下さい!