【FUJIFILM】付けたらどうなる?GFX+???~Konica Hexanonレンズ編~
前回筆者の気になるレンズとしてM-Hexanon 21-35mm F3.4-4を紹介しました。
今回もその流れで気になった新旧HexanonレンズをGFXに装着して検証してみます。
お約束…になりますがGFXとMレンズアダプターの使用についてはフルイメージサークルでの写りは
メーカーは保証していません。自己責任となりますので、ご留意ください!
1本目はHexanon L50mm F1.9。小西六時代の名玉。スクリューマウントの為LM変換リングを使用して装着しています。
無限遠側・開放撮影。ケラレはあるものの、なかなか良い結果。
近接側・開放撮影。
柔らかくも見えますが、ピントの芯はしっかり立っています。
1950年代のレンズになるとは思いますが、この描写力は驚きの一言。同じ時代にはライカのズミクロン50mmが
あり、日本のメーカーも対抗するべく設計も気合の入ったものが多くHexanonも同様の気概を感じます。
続いてHexanon L50mm F2.4。無限遠側・開放撮影。
こちらもケラレは少なめです。F1.9と同じくLM変換リングを装着しての撮影。
近接側・開放撮影。
こちらは97年に限定生産されたものです。沈胴式のレンズで年代から見ると珍しい1本。
カラーバランスも良好で開放からしっかり写ります。詳しくはこちらをご覧ください!
3本目はM-Hexanon 50mm F2。無限遠側・開放撮影
先述のLマウントのHexanon 50mmと比べるとケラレが大きくなっています。
近接側・開放撮影。
ピントの立ちが鋭く、GFXのファインダーで見ても視認性が高い描写。コントラストも高くスッキリしています。全体的な写りの傾向としては最初に検証した50mm F1.9や2.4と少し似ている気も。
M-Hexanonレンズはkonicaから発売されたHEXAR RF対応レンズ。
Mマウント互換なのでライカM型でも使用可能です。99年に発売したもので設計も比較的新しく使いやすい一本。
最後は望遠のM-Hexanon 90mm F2.8。無限遠側・開放撮影。
50mmに比べケラレは若干改善されています。
近接側・開放撮影。
こちらもM-Hexanon 50mm F2と同様にHEXAR RF用に発売されました。
発売も99年と傾向が50mmと似ています。描写の統一感が感じられ、システムとして揃えるとプリント等の時に大きな違和感がなく
使いやすいシリーズです。今回お店に無かったので検証はできませんでしたが、M-Hexanon 35mm F2や28mm F2.8も人気のレンズ。
お店にも特に35mmは入荷が少なくお問い合わせを受ける事も多いレンズです。他にもLマウントの35mmである
UC-Hexanon35mm F2やHEXAR RFのLimitedとセットで販売された50mm F1.2等、限定モデルが多いのも特徴。
こちらは検証可能な時に、見てみたいと思っています。次回もご期待下さい!