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【FUJIFILM】小散歩のお供にーXF23mm F1.4 R LM WRー

昨年11月の発売延期を経て、2022年2月24日に満を持して“ フジノン XF23mm F1.4 R LM WR ”が発売されました。
本レンズは従来モデルのXF23mmF1.4 Rから一新した光学設計により高い解像性能と、リニアモーターを搭載したことによる静音・高速のAFを実現。日常の一瞬をもっとも捉えやすい23mmという画角は常に鞄に入れておきたくなる普段使いに最適な1本です。


従来モデルよりも背が伸びて鏡筒が細くスタイリッシュなデザインに進化した本レンズですが、その重量は380g以下と軽量設計になるため、一見してパンケーキレンズが似合いそうな外観のX-E4に装着してもバランスのとれたお散歩カメラにもおすすめの組み合わせです。

今回はX-E4と共に自宅から少し遠くの場所へ小散歩に行ってきました。


埼玉県の某所。同じ県内に住む筆者ですが、電車で1時間以上掛かる距離にあるため人通りが少ないであろう朝早い時間帯からのんびりと電車で訪れました。
駅のすぐそばには木々に囲まれて落ち着いた雰囲気のある神社が建っていました。
今回の撮影で使用しているフィルムシミュレーションはクラシックネガ。筆者のお気に入りのフィルムシミュレーションです。


視界に映る景色をそのまま捉えたい。そんなときに23mm(35mm判換算34.5mm相当)という画角は目の前の撮りたい景色をカメラにぱっと収めてくれます。
ふと目に留まった石造りの鳥居。どこか物静かで厳かな雰囲気のある石の質感や空気感を捉えることができました。


川の水面に反射する朱色の橋や細い木々。何気ない景色の中にもちょっとだけ幻想的な日常が広がっています。



本レンズの最短撮影距離はわずか19cmと、マクロ撮影のような画を撮ることも可能です。
こちらは松の葉にぎりぎりの距離まで近寄って開放F1.4で撮影した一枚。ピントが合っている部分は松の葉の繊維まで細かく描写するほどに非常にシャープで、その周辺を囲うように滑らかで癖の少ないボケ味を堪能することができます。






煉瓦、ガラス、木材、プラスチック、鉄、土…さまざまな素材の被写体を撮影してみました。
どの写真においてもそれぞれの素材の質感が肌に伝わってくるようです。新しく生まれ変わった本レンズのさらにシャープな解像力、そして贅沢なレンズ構成によって極限まで収差が抑えられ、より一層豊かで濁りのない色を楽しむことができます。

今回はX-E4との組み合わせでスナップ撮影を楽しみましたが、防塵・防滴機構を備えているX-T4などの組み合わせであれば、突然雨が降っても迷わずに前へ一歩を踏み出すことができます。雨が降った日にしか視界に映すことができない光景もファインダーに捉えることが可能になります。

“ XF23mm F1.4 R LM WR ”は、画質と使い勝手のよさを両立させた最高のスタンダードレンズ。
皆様にもぜひ本レンズをお楽しみいただきたいです。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:22年02月28日 12時00分 ]

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