【FUJIFILM】水墨画の古民家in徽州
水墨画の古民家in徽州
久々に帰省し、家族と近くの観光地に行ってきました。
家から車で約2時間、
日本ですと遠く感じてしまいますが、中国で言うとかなり近いです。
今回の訪れた先は黄山の麓にある古村落「宏村」です。
南宋の紹興元年(1131 年)に建造されました。
宏村は、代表的な徽派建築で、
そのほとんどが19世紀に消滅したり、姿を変えてしまったりした中国古代農村の面影を残しています。
道の様式や旧建築、装飾物、給水システムなどが整備された住居群は、特色の強い文化遺跡となっています。
ちょうど夏休みの終わりぐらいで、お子様連れの家族を多く見かけました。
周りが山に囲まれており、とても涼しかったです。
蓮がキレイに咲いています。
宏村は水墨画のような美しさから、中国国内から人々が写生に訪れる「中国画里郷村」と呼ばれて愛されています。
池の向かい側には、至る所で絵を描いていた芸術学校の生徒さんがいました。
徽派建築の特色といえば、
独特な高壁、反り上がったひさし、馬頭牆(階段状の切妻壁)、飾りもようのある窓枠、広間など。
馬頭牆は文字通り、横から見ると、馬の頭の形をしているから、こういう名前をつけられました。
古代、徽州の殆どの建物は木造で、限られた土をうまく利用するために、ぎっしりと家屋が並んでいます。
素朴ながらも厳かです。
しかし、家屋が密集しており、一度火災が発生すると被害が広範囲になる為、
高い壁で被害を最小限にしています。
村の南側に位置する大きな湖に戻ります。
湖岸に残るかつての私塾「南湖書院」は、清の嘉慶19年(1814年)に住民の出資によって建てられました。
格子造りの玄関をくぐると、講義が行われた部屋があります。
堂内には様々な木彫りの彫刻があり、精巧で生き生きとした様子は、現在でも輝きを失っておりません。
奥行きが深く、さらに奥へ進むと、書生たちのために孔子の位牌を祭った文昌閣などもありました。
望湖楼
勉強の隙間に湖をのぞきながら休憩するところのようです。
扉は開いていますが、人の気配がなくて入りませんでした。
村の中心部へ向かうと、路肩に石で築かれた水路が続き、清らかな水が流れています。
住民たちがその水を使って、洗濯をしたり、野菜を洗ったり今も生活用水として利用しています。
今回は観光客が多くて、落ち着いて写真撮る事ができませんでしたが、
こちらの写真を通して少しでも中国旅行に興味を持ってきていただければ幸いです。
短い旅のお供は愛用のFUJIFILMを使いました。
何よりも直感的な操作とFUJIFILMの色に魅了されています。
これから新たに発売されるX-T3も楽しみにしております。
今度は動画撮影にも挑戦してみようかなと思います。
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