【FUJIFILM】氷瀑を目指す旅
雲竜渓谷
栃木県日光市の山奥に位置し、
1月下旬から2月上旬の限られた時期にのみ巨大な氷瀑を見ることができます。
あたり一面氷柱に囲まれた景色は秘境そのもの。
フジフイルム の X-E2 と フジノン XF14mm F2.8 R と共に行ってきました。
朝方早くから登り始めるため、前日の夜遅くに車で東京を出発。
夜明け前に登山口に到着し少しの間車の中で仮眠をとりましたが、尋常ではない寒さです。
それはそうですね、ここは真冬の日光の奥地。
持ってきたものすべてを着込んでも芯から凍える寒さです。
寒さに耐えながら空を見上げると・・・
さて、周りが明るくなってきたころ、準備運動を済ませ登り始めます。
最初は林道を歩きますが、ある程度進むと谷に入ります。
目的地まではまだ歩きますが、すでに非日常感があります。
谷奥から雪を巻き上げた風が吹いてきました。
川をさかのぼるように進んでいくと、あるところから景色が一変します。
おや、奥に何やら見えます・・・。
氷の世界への入り口です。
さらに進んでいきます。
雪が降ってきました。
足元にも小さな自然の芸術が。
振り返って。真ん中に人がいるのがお分かりでしょうか。
とにかく氷柱が巨大です。
雲竜渓谷は1日の日照時間が少ないために、このように氷が成長するのだそうです。
目的の氷瀑が見えてきました。
滝の横に見える氷柱は一段一段が人の背丈以上の高さがありました。
ただただ圧倒されます。
限られた足場で広大な景色を写すには、XF14mmは大変役に立ちました。
過度な遠近感なく目の前の風景を広々と切り取ってくれます。
帰りは少し晴れました。
景色を目に焼き付けて・・・。
単焦点の広角レンズのみだと撮れるシチュエーションに限りは出ますが、
選択肢が多いゆえにアレコレ悩むことがなくなるので、割り切っての撮影も楽しいものです。
今回、時間帯によっては氷点下というカメラには厳しい環境で長時間使いましたが、
バッテリーの消耗が通常よりも早く、また電源を入れた際の起動にも時間がかかることがありました。
氷点下でなくとも寒い環境ではバッテリーの消耗が激しくなりますので、
そういった場所で使う場合は予備バッテリーを多めに持っていくことをお勧めします。
また、予備バッテリーは肌に近いポケットに閉まっておくなどして暖かい状態にしておくと撮影枚数を増やすことができます。
最近山でミラーレスカメラを使っている方をよく見かけます。
山と限らず機材を選ぶ際は重さと画質などの折り合いが難しい問題です。
フジフイルムのX-Eシリーズはコンパクトな上に画質も妥協なく良いバランスですので、
どちらも求める方にはぜひおすすめしたいカメラです。
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