【FUJIFILM】33mm日記
季節は遡ってGW真っ只中。
嘘みたいな快晴の日、家族のリクエストで初めて東京タワーを訪れました。
この日持ち出したのはFUJIFILMフジノン XF33mm F1.4 R LM WR。
35mm判換算で50mm相当の焦点距離を持った本レンズは、抜群の解像力に開放F値1.4の明るさを持ちます。またAFの性能は高速でどんな撮影シーンでもストレス知らず。気軽なスナップ撮影はもちろん、ボケを活かしたポートレート撮影も可能な1本です。
今回は根強い人気を持つフラグシップ機、FUJIFILM X-T4との組み合わせで撮影を行いました。
だんだんと近付く東京タワー。上京して以来、いつでも行けると思うとすっかり行く機会をなくしていました。さすがにこの距離まで来るとその壮観さに圧倒されます。さっそく縦構図で1枚。建造物の魅力を引き立てるこのシャープさに驚かされます。雲一つない青空に真っ赤な東京タワーがよく映えました。
優雅に泳ぐたくさんの鯉のぼり。発色はすっきりとした印象を受けます。「東京タワーを近くで見上げたかったんだよね」と入場前からすでに満足そうな父の横で、本レンズの描写力に満足気な筆者。
メインデッキに向かうと並べられた桜とキャンドルが。この時期、夜にはプロジェクションマッピングが行われていたそうで、このモニュメントもそのひとつです。あたたかいキャンドルの光に柔らかなボケがとてもよく合いました。蒸し暑くなってきたここ最近の天候を思うと、まだ桜が残るこの頃の過ごしやすい陽気が恋しくなってしまいます。
最高の見晴らしです。
よく空が澄んだ日だったので遠くには立派な富士山。そして2枚目は道路の形が似ていることからその愛称で親しまれている第2の東京タワー。偶然居合わせた観光客の方の会話に聞き耳を立てて知りました。次訪れるときは夜の景色を見てみたいものです。
35mm判換算で50mm相当のレンズ、ふもとから見上げた東京タワーの外観にはじまりこういった風景写真には適さないかと思いましたが、この日は特に気にすることなく撮影が出来ました。
せっかくこんな機会なので両親の後姿を撮ってみました。
マップカメラスタッフたちから「良いレンズだよ」と良く話に聞いていたので使うのをとても楽しみにしていたのですが、なめらかさと透明感のある描写力がなんとも魅力的で筆者好みでした。
東京タワーのあとは移動して浅草へ。
記念に浅草寺の大提灯を。覚悟はしていたもののとてつもない混雑でしたので、カメラを構えるのは少しお休みしました。コンパクトさや軽さを優先すると今回のX-T4とXF33mmの組み合わせは少し大きくなってしまいますが、”撮ってる感”のようなものを感じたい筆者にとっては、しっかりと握って構えられるこのくらいの重さと大きさがちょうど良いです。
お昼はお蕎麦をいただきました。運良く窓側の席に通してもらえたので、陽の光を感じながら優雅な時間を過ごすことができました。本レンズの最短撮影距離は30cm、比較的寄ることができるレンズです。ピント面の蕎麦の質感をしっかり表現しており、見ていると今にも箸を持ちたくなります。
我が家の東京観光名所満喫デーをXF33mmと共に過ごしてみました。
抜群の解像感、なめらかなボケに、艶のある表現力。また今回のようにスナップ撮影メインの筆者からすると、とても使いやすい画角でありました。このレンズを持って次はどこに行こうか、一度使ったら忘れられないレンズです。