【FUJIFILM】X-E4を使ってみて
今年2月に発売されたFUJIFILM X-E4。
私も3月の初めに手に入れて、4ヶ月ほど使用しました。
今回はこれまで使ってみて感じたX-E4の印象をお伝えしたいと思います。
普段カメラは中古で買うことが多いのですが、久しぶりに新品で購入したカメラでした。
それほどグリップのないミニマルなデザインや、富士フィルムXシリーズの特徴であるフィルムシミュレーションに興味を持っていました。
まず良いと思ったのは、フィルムシミュレーションです。
SMC Takumar 55mm f1.8 / CLASSIC Neg.
カメラメーカー様々なカラーシミュレーションがありますが、実際使ってみて素晴らしいの一言です。
ここまでフィルムらしさを再現できているのは、フィルムを知り尽くした富士フイルムだからこそだと感じました。
XF23mmF2 R WR / CLASSIC Neg.
個人的にクラシックネガがとても好きで、こればかり使ってしまいます。
オールドレンズと組み合わせると、よりフィルムらしい雰囲気のある写真になります。
後から加工する必要がなく撮って出しで使えるというのも、撮影後のレタッチ作業を省くことができて楽です。
XF23mmF2 R WR / Velvia
風景写真に最適なVeivia。深みのある良い青色です。
X-T4と同じセンサー・画像処理エンジンを積んでいるので、画質やAFも期待以上でした。
同じ被写体でもカラーシミュレーション一つで全く違った印象になるので、面白いです。
そしてデザインが非常に良いです。
グリップがなく、ファインダーもないのでシンプルで美しいです。
オールドレンズをつけた時も、軍艦部のあるカメラと比べてレンズがより引き立つ気がします。
現在はこのような仕様になっています。
ロゴを塗り潰したらさらに格好良くなりました。
デザインばかりに目が行きがちですが、軽さも良い点です。
315gと先代のX-E3より28g増していますが、上位機種であるX-TシリーズやX-Proシリーズに比べると持っていて一回り軽く感じます。
普段からカバンの中に入れて持ち歩いても苦にならないし、旅行といった荷物を増やしたくない時に持っていくカメラとしても最適だと思いました。
XF23mmF2 R WR / CLASSIC Neg.
机の下にいる猫を撮った一枚。X-E4からチルト式液晶が追加されたのもうれしいポイントでした。
こういったローアングルの写真がとても撮りやすいです。
欠点をしいて言うなら、ボディが軽いためf2.8通しのズームレンズなど重量のあるレンズでは少々バランスが悪いです。
カメラはある程度重さがあることで、それ自体もホールド性につながっていると改めて気づきました。
X-E4はパンケーキや単焦点で軽く、ズームや望遠はX-Tシリーズと使い分けるのがベストかなと思います。
一度使ったら癖になるフィルムシミュレーションや高画質、デザイン、携帯性と様々な点を両立した完成度の高いカメラだと思いました。