【FUJIFILM】X-H2で行く動物園
まだまだ寒く冷え込む日が多いですが、日差しが暖かく春の訪れを感じられる日も増えてきました。
せっかくの行楽日和なので、動物園を巡る旅行に行ってきました。
今回持って行ったカメラはFUJIFILMのX-H2。
APS-Cで軽量コンパクトながら、約4020万画素の高解像を実現したハイスペックモデルです。
被写体認識も優れており、人物の顔や瞳だけでなく、今回撮影する動物や鳥、他にも車・バイク&自転車・飛行機・電車をAIで検出してくれます。
レンズはフジノン XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR。
今回メインで訪れた動物園が、檻でなくガラスが多く、動物との距離も近いため、このレンズを選びました。
檻の多い動物園や、動物との距離が離れている動物園だと、もう少し望遠のレンズが合っていると思います。
まずはハシビロコウ。
まったく動かない、というイメージがあるかもしれませんが、ゆっくりと歩いたり、周りを見渡したり、時には羽を広げたりしていました。
羽を広げると、2m程になるようで、かなり迫力があります。
動きがゆっくりなので、非常に撮影しやすいです。
小動物も撮影しやすい種が多いです。
ちょこまかと動いている時は素早く捉えにくいですが、ご飯を食べる時や、じっと静止するタイミングがあるので、そこを狙います。
プレーリードッグはご飯を食べる時、こんなふうに手に持って立ち上がってくれるので、とっても可愛く撮影できます。
あまり見かけないこの動物は、グンディ。
ヤマアラシの仲間に近く、ネズミの中でも原始的なげっ歯類の動物です。
小さくフワフワで、きなこ餅のようで可愛いです。
このタヌキのような、げっ歯類のような、なんとも分類しがたい動物はケープハイラックス。
イワダヌキ目という分類に属されていますが、タヌキとはまったく別種で、実はゾウに近縁です。
胃がウマに似ていて、骨格はサイに似ている、とっても不思議な動物です。
口元に見える白い三角は歯です。
前歯が牙状になっていますが、お肉は食べません。
葉っぱや干し草を主食としています。
この動物園では昨年赤ちゃんが生まれており、少し顔が小さい個体がその時生まれた個体です。
苦手な人も居るかと思いますが、爬虫類も動きが少ないので非常に撮りやすいです。
グリーンイグアナなどの大型爬虫類や蛇は、展示場所によっては少し暗くて感度が上がりやすくなります。
露出補正を少しアンダーにすると、ノイズも少なく格好よく撮ることができます。
じっとこちらを見つめるヨウスコウワニの瞳。
動かないので、ゆっくりと撮影できます。
動きの多い動物を撮る時は連写の設定がおすすめです。
動物園だと、同じ所をグルグルとまわっている種も多いので、通りそうな所で待ち構えると撮影しやすいです。
オオカミやトラなどの大型のイヌ科、ネコ科の動物、熊もこの傾向が強いように感じます。
このシンリンオオカミもグルグルと同じ所をまわっていた所を待ち伏せて、しっかり撮ることができました。
また、イヌ科、ネコ科の動物は動体認識の精度が高く、瞳にAFが合いやすく感じます。
動きが不規則な動物は、カメラのAFを信じ、ひたすら連写するのみです。
いいなと思ったらシャッターを切り、シャッターチャンスを逃さないようにします。
ちょうどご飯の時間で、大きな魚を奪い合って忙しなく動くコツメカワウソもこのようにしっかり撮れました。
追いきれない場合は、X-H2は高画素モデルなので、引きで撮って後からトリミングするのもおすすめです。
春めいた日が増えてきて、お出かけもしやすくなった今、カメラ片手に動物園に行くのはいかがでしょうか。