【FUJIFILM】X-H2とXF56mm F1.2 R WRで彼岸花とポートレートを撮ってきました
FUJIFILMFUJIFILM X 5th GenerationFUJIFILM XF lensスタッフおすすめ機材フィルムシミュレーションを楽しむ単焦点を楽しむ彼岸花秋、色撮りどり
彼岸花がいたるところで咲き誇っているのを目にするようになりました。
独特な花の形をしている彼岸花はどこに咲いていても目を惹きます。
今回はそんな彼岸花をFUJIFILMから新発売されたX-H2とXF56mm F1.2 R WRを使ってポートレート撮影をしてきました。
2022年9月29日に発売されたX-H2は第5世代のセンサーを搭載しており裏面照射式で4020万画素を誇ります。
処理能力も現行機種と比べて2倍になり撮影時のスムーズさもかなり改良されました。
では、撮影してきた写真をご覧いただきたいと思います。
クラシックネガ
こちらの写真はアクリル板越しに彼岸花を撮影したものです。
1枚目はクラシックネガ、2枚目はエテルナブリーチバイパスで撮影しています。
同じ写真でもフィルムシミュレーションを変えるだけでもこんなに異なる雰囲気の写真が撮れてしまうFUJIFILMのカメラ。やはり凄いですね。
レンズはF1.2ということもあり被写界深度は浅めですが、そのことによって手前の水滴と背景のボケが程よく混ざり合い、結果として湿った空気感が表現しやすかったです。
撮影をした日はあいにくの天気で雨が降ったり止んだりと安定しない一日でしたが、今回発売されたXF56mmは防塵防滴性能が追加されていますので撮影時に水濡れを気にするストレスはほとんどありませんでした。
クラシックネガ
こちらの写真も1枚目の写真と同様にアクリル板越しに撮影したものになります。
雨の日の湿っぽさが良く出ている写真が撮れました。
次に傘越しに撮影してみました。
クラシックネガの黒がとてもいい雰囲気を出してくれています。
こちらの写真はアクロスで撮影をしました。階調が豊かで上品な質感の写真になりました。
ボケ感に関しては旧モデルの頃からかなり綺麗で満足のいくものでした。
今回のモデルもボケ感やクリアな描写は十分満足のいくものと言えます。
そして筆者が一番驚いたのはX-H2のAFの速さと正確さです。
先日生産終了が宣言されたX-T4もAF性能はかなり良く、瞳AFも動きの速い被写体でなければしっかりと追ってくれていましたがX-H2はさらに瞳への食いつきが良くなっているように感じます。
この写真のように手前に花などを配置した際に瞳AFをONに設定していれば、AFが花に誤って移ることがないのでサクサク撮影が進められます。
シャッターのタッチ感はかなり軽めになっており、シャッター音も小さいので少し離れていると被写体にはシャッター音は聞こえなくなってしまうので、どのタイミングで撮られているのかわからなくなってしまう可能性がありますね。
ただ、個人的にソフトなタッチ感は好きなので全く問題無しです。
中望遠のレンズは程よい圧縮感があり被写体を全身写してもしっかりとボケるので個人的にポートレート撮影には一番お勧めの画角域です。
いかがでしたでしょうか。
今回は新発売のX-H2とXF 56mm F1.2 R WRを使用してきた感想をお届けしました。
是非FUJIFILMの進化した画像処理エンジンやレンズの防塵防滴性能を実際に手に取って体験して頂きたいと思います。
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