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【FUJIFILM】X-S10  『灯』 〜Lights and early spring day, in a port town of north〜

 

4月の下旬、

東京をふらっと出立し、降り立ったプラットホームの鉄柱にはランプが。

 

4番線ホームの表示がヨットを模してあるここは小樽駅。

かつてヨットマンでもあった石原裕次郎氏が「俺の小樽」と言っていたほど愛して止まなかった港街。

改札を抜け、駅舎の窓には、整然と敷き詰められたランプが吊り下がっています。小樽はガラス工芸でも有名です。

 

高台にある小樽駅、坂下の正面は海。

 

 

高台にある水天宮神社からの眺望。手前の桜はまだ蕾で、あと一週間くらいが見頃でしょうか。客船が停泊しています。

急な高台を降り、日当たりの良いところでは桜が咲いていました。白樺と桜が同時に見られるなんて、とても新鮮です。

 

早春の感を取り戻すと眼に入ってきた苺のスイーツに、つい手が。桜と苺、春ですね。

珈琲が飲みたくなり喫茶店へ。

貨物車両用の軌道が残る、石造りの倉庫。

 

この石造りの倉庫、中は木造。

167個の石油ランプが幻想的空間を創り出す喫茶店です。

ここでしばらく、167個の光たちと遊ばせてもらうことに。

 

 

 

壁面にはガラス工芸品がディスプレイされています。ガラスに映り込む光源も綺麗。

 

 

MFでアウトフォーカスにして幻想的に。

 

この街の象徴、小樽運河。

こちらは運河終点側、山々の残雪が春を告げているようです。

運河沿いのガス燈が柔らかな光を放ち、水面に映る、ゆらゆらと煌めく姿も優しく美しい。

 

 

今回は記憶を記録するためフィルムシミュレーションは、記憶色の「Velvia」、想い出はモノクロームの「ACROS」を選択。

全て手持ち撮影。高感度、手振れ補整なくしては成し得ない撮影でした。

 

 


 

 

 

 

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:22年05月07日 17時30分 ]

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