【FUJIFILM】X-T4と神レンズで訪れる冬の北海道
一面が雪で覆われた白銀の世界。
MapCameraのある東京にいると、なかなかその光景には出会えません。
今回はその景色を求めてFUJIFILMの『X-T4』と『フジノン XF35mm F1.4 R』を携え、北の大地、北海道に行った模様をお届けいたします。
お伴に選んだカメラボディ『X-T4』は2020年発売のFUJIFILM Xシリーズ(APS-C)のオールラウンダー機。
富士フイルムが研鑽を重ねてきた”色”を共通言語に“写真”そして“映像”をコンパクトなボディに収められた強力なハードウェアによってクオリティの高い撮影が可能なカメラとなっています。
加えて5軸・最大6.5段もの補正性能をもつボディ内手ブレ補正機構を搭載しているので、レンズ内手ブレ補正機構の搭載されていない単焦点レンズでの撮影も安心してシャッターをきることができます。
レンズの『フジノン XF35mm F1.4 R』は発売から10年以上が経過した今でも人気が高く、FUJIFILMの「神レンズ」などと称されることもあるレンズです。
その人気は折り紙付きで昨年2023年の中古レンズ販売数ランキングでも1位に輝きました。
–【歳末特別企画】マップカメラ2023売上ランキング(レンズ編)–
お手頃ながら開放F値がF1.4でボケを大きく作り出すことができ、FUJIFILMらしい優しいボケが広がります。
もちろんそれだけでなく、ピント面のシャープさは健在なので写すところは写し、ぼかすところはぼかすことの出来る扱いやすいレンズとなっております。
一面の雪景色にテンションが上がりながら何度も車を停め、その景色をカメラに収めていきます。
日の出前から車を走らせ向かうは河口近くの海岸。
車のモニターに映る外気温は-13℃。
覚悟を決めて車外に出ると身体が持っていかれそうなほどの風に煽られます。
風速1mにつき体感気温が1℃下がると言いますから体感気温はさらに低いです。
肌が出ていると寒いではなく突き刺すような猛烈な痛みを感じます。
追い風に煽られながら海岸まで来ると、さらに凍てつく風が海へ吹き抜けていくのを感じます。
砂浜を歩き回り、あるモノを探します。
それは“氷塊”
近くの川の河口で結氷した氷塊が1度海に出て、波に揉まれて近くの海岸に打ち上がるというもの。
この日は到着時から散々煽られていた岸から海へと吹く風が強く、広い砂浜で1つしか氷塊が打ち上げられていませんでした。
そしてこの氷塊に水筒に入れて持ってきたお湯をかけます。
容器が小さくお湯の量が足りず汚れを落としきれませんでしたが、お湯をかけることで周りの余計なゴミや氷が解け澄んだ氷が顔を出しました。
そこに朝日が指すことでまるでジュエリーのようなアイスが完成します。
寒さを忘れて貴重な1つの氷塊を様々な角度から撮り続けます。
『X-T4』の動作環境温度は-10℃~+40℃なのですが、一度も電源が落ちたりエラーが出たりすること無く撮影が行えました(あくまで自己責任です)。
ただしリチウムバッテリーの性質上、通常よりもバッテリーの減りは早く感じました。
前日までの気温や天気、当日の風向きや潮汐が上手くハマることで時には浜一面に氷塊が打ち上がることもあるようです。
機会があればそのような光景を是非目にしてみたいものです。
場所を離れて白樺の並木へと足を運びました。
牧場の入口にあるこの並木は直線で約1.3km続き、ドラマなどのロケ地としても使用されています。
これもまた冬のThe北海道という感じがしてシャッターをきってしまいます。
冬になると外に出るのが億劫となり、何かと運動不足になりがち。
それが寒さだけでなく外が雪に覆われてしまうと尚更です。
そしてそれは人間だけでなく動物たちも同様。
この牧場では飼育している馬たちの運動の様子を公開してくれており、このように訪れることが出来ます。
道路は除雪されているところが多いですが、こういった敷地内は雪に覆い埋め尽くされています。
冬用タイヤを履いていたとしても雪上は滑ることもありますので安全運転で向かいましょう。
晴れてることもありますが、私が訪れると大抵曇っていることが多いように感じます。
しかし、曇ってるとは言っても分厚い雲に覆われてるのではなく陽の光を感じ取れるほどの曇り空。
スッキリとはしないですが吹雪いていたりするわけではないので良しとしています。
降り積もる雪。
観光シーズンでは無いのでほとんど人と出会しません。
地元の方以外に出会うとしたらカメラを携えて訪れている方でしょうか。
雪景色を見に来た方、動物を目的に訪れた方、挨拶がてら情報交換にお話をすると思わぬ収穫やお話が弾むこともしばしば。
関東圏だけでなく大阪や福岡等、遠方からお越しになってる方も多くいらっしゃいます。
雪景色も動物もどっちも追っかけたい筆者。
“エゾ〇〇〇”という響きだけで目が輝いてしまいます。
最後に腹ごしらえ。
何を食べても美味しい北海道。
回転寿司ですらそのレベルの違いがハッキリ分かります。
肉厚で新鮮で旨味の詰まったネタの数々。
サーモンからエビ、はたまた本州では中々出会えないネタであったりあら汁ですら余すとこなく美味しさが凝縮されています。
『フジノン XF35mm F1.4 R』の最短撮影距離は28cm。
テーブル上の食べ物も撮りやすいレンズです。
関東も数年に1度の大雪に見舞われましたがまだまだ雪国は白銀の世界。
お気に入りのカメラと一緒に旅してみるのはいかがでしょう。
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