【FUJIFILM】X-T4とWEEBILL Sで撮る紫陽花と猿島
FUJIFILMFUJIFILM XF lensX-T4スタッフおすすめ機材ミラーレス動画ミラーレス動画 フジフイルムX / GFX編動画撮影紫陽花
今の時期咲き誇っている「紫陽花」。
自宅から自転車で15分ほど走ったところにあじさい園があるので紫陽花と夏真っ盛りで暑くになる時期の前にとあるアニメ映画の雰囲気に似ていると有名な猿島を「X-T4」と「WEEBILL S」で撮影してきました。
「X-T4」を「WEEBILL S」に乗せるとこのようになります。
*今回使用した可変NDフィルターは口径が大きくジンバルに干渉してしまうため、バッキングプレートを使用し高さを調整しています。
早速ですがこちらのセットで撮影した動画をご覧ください。
レンズは「XF 23mm F1.4 R」「XF 33mm F1.4 R LM WR」の2本を使用しています。
「XF 33mm F1.4 R LM WR」は静音性に優れており動画撮影向きといえます。
「XF 23mm F1.4 R」に関してはAFの動作音がどうしても大きくなってしまうので音も重視した動画撮影には不向きですが、非常に綺麗なボケ感を出してくれるのでお気に入りです。
この動画ではF-Logで撮影しカラーグレーディングを行っています。
F-Logで撮影することで暗部も黒潰れせず、全体的なディテールを損なうことなく撮影することが出来ていました。
あまりグレーディングは行わないのですが、X-T4のF-Logにグレーディングを行った感想は「やりやすく、わかりやすい」でした。
他機種にはあまりない内部収録で10bit撮影できるというのはやはり大変心強いです。
FUJIFILMは緑の発色が良く、今回撮影した場所との相性も抜群でした。
ジンバルでの撮影を行っているのでジンバル撮影での撮影手法をいくつかご紹介させていただきます。
・登場(1:10頃)
壁などの遮蔽物を利用して被写体を「登場」させる手法です。
被写体が際立つ手法で今回はチルトフォローにして地面→紫陽花という形で撮影しています。
・追跡(1:45頃~)
モデルを追いかける撮影手法です。
まっすぐ追いかける際にはジンバルはフォローされないようにロックした方が良いのですが、今回は周りの風景も合わせて撮りたかったのでチルト・パンともにフォローさせるモードで撮影しています。
※ロックは物理的ロックではなくフォローしないモードでのロックです。
・軌道(2:16頃~)
被写体・モデルの周りを衛星のようにぐるっと周って撮影する方法です。
パンフォローモードで撮影しています。紫陽花の周りを半周するように撮影しているのもこの手法に沿うものです。
・並行(2:29頃)
このシーンではジンバルをロックし縦、横共に動かないようにしています。
まっすぐ移動するシーンを撮る際にはロックして撮影することがおススメです。
ジンバルを使用して撮影する際のコツとして「ジンバル歩き(走り)」というものがあり、映像が縦揺れしないように若干中腰になって歩く方法です。たっぷりの水を入れたコップを持ってこぼれないように歩くことをイメージしていただければわかりやすいと思います。
動画の撮影に夢中になり写真はあまり撮影しておりませんでしたが、数枚ご紹介させていただきます。
公園内の地図にあじさい園と記載があるだけのことはあり青、白、赤と色とりどりの紫陽花が数多く咲いていました。
こちらは猿島です。
色とりどりの紫陽花とは打って変わって木々だけでなく全体的に苔むしているので緑色の世界が広がっており、評判通り幻想的な世界と感じました。
X-T4は写真はもちろんですが動画機としても活躍してくれる優秀なカメラと実感しました。