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【FUJIFILM】X-T4 × フィルムシミュレーションvol.6 ~クラシッククローム編~

X-T5が発売した今、再度注目したいのがやはり「X-T4」。
アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層を満足させてくれるのが「X-T4」です。
そんな「X-T4」を使って本連載ブログではFUJIFILM担当スタッフが「X-T4」とFUJIFILMの代名詞でもある「フィルムシミュレーション」を組み合わせて撮影した写真や動画をご紹介させていただきます。

今回ご紹介させていただくフィルムシミュレーションは「クラシッククローム」です。

FUJIFILMの公式にて「クラシッククローム」は下記のように説明されています。

“20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションです。
彩度は低め、暗部の諧調を硬めに設計されており、ドキュメンタリータッチでリアリズムを求める写真を撮る際などに最適です。”

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「クラシッククローム」は彩度が低め、暗部の階調を硬めに設定されているとのことで、冬の冷たさを感じさせる画が撮れるのではないかと思い、多摩湖と空、そこから見える富士山を中心に撮影してまいりました。
撮影に使用したレンズは「XF18-120mm F4 LM PZ WR」でございます。

まずはスタンダードに位置されている「PROVIA」からご覧ください。

空の蒼が綺麗に出ており、まさに「澄み渡る空」といった雰囲気で全体的な雰囲気も明るいです。

ここからは同じ写真の「クラシッククローム」をご覧ください。

彩度が低くなり、全体的に冷たい雰囲気になっています。特に暗部はより強調され陰影がしっかりと出ています。
「PROVIA」と違い「澄み渡る空」ではなく、どこか「物憂げな雰囲気」になります。

同じ写真を横に並べて比較してみます。

彩度の差が明らかです。
こういった建築物や無機物との相性が良いと感じました。

ここからは全て「クラシッククローム」で撮影した写真をご紹介させていただきます。

彩度が低い為、空の蒼さは抑えられ暗部の黒が強調されているので冬の冷たい空気感が伝わってくるようです。

一番奥に見える山々の内、中央付近にある山は「御岳山」と「大岳山」です。
過去に春口ごろロープウェイに揺られて「御岳山」に行き、その足で「大岳山」まで登ったことがあります。
まだ若干、雪が残っている中でのハイキングだったので少し怖い思いをしたことをよく覚えています。

陰影がしっかりしているので深みのある画が撮れます。

逆光での撮影で光が反射している湖と森の影の対比が印象的です。
また富士山から流れるように写る雲が綺麗でした。

ここからは夕方、「マジックアワー」のスタートです。

左上から綺麗な三日月が流れてきました。

実際の景色はもう少しオレンジと紫のグラデーションが鮮やかでしたが、クラシッククロームでの撮影のため彩度は抑えられています。
しかし、富士山や森の暗い部分が雰囲気を引き締めグラデーションを際立たせてくれています。

日が沈むころになって数人、このマジックアワーと富士山を撮影しようと三脚を構えている方が増えました。

最後に「クラシッククローム」で撮影した動画をご紹介させていただきます。

湖や大きな池、沼の撮影にハマっている筆者ですが多摩湖も非常に魅力的な湖で関東圏でお気に入りの沼・湖の上位3つには入りました。

次は暖かくなり始めて違う雰囲気を出してくれる時期に訪れたいものです。

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「クラシッククローム」


彩度が低く、豊かな陰影を表現してくれるので今回のような少し冷たい雰囲気を出したい時や無機物を撮影する時にオススメのフィルムシミュレーションです。

投稿時期に関しましては不定期ではございますが、次回以降は以下のフィルムシミュレーションを随時ご紹介させていただきます。

・PRO Neg.(Hi/Std)
・モノクロ(+Ye/R/G)
・SEPIA
※ブログ掲載順は順不同でございます。

以下投稿済みのフィルムシュミレーションもご覧いただければ幸いです。

Velvia編

ETERNA シネマ / ETERNA ブリーチバイパス編

クラシックネガ編

ACROS(+Ye/R/G)編

ASTIA編

本連載ブログにて各フィルムシミュレーションの特徴をお楽しみいただければと思いますので、また次回のブログをお待ちいただければと存じます。






[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年01月31日 17時00分 ]

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