【FUJIFILM】X-T4×フィルムシミュレーションvol.4~ACROS編~
FUJIFILMFUJIFILM XF lensX-T4スタッフおすすめ機材スナップフィルムシミュレーションを楽しむ冬の煌めき単焦点を楽しむ
X-T5が発売となった今、再度注目したいのがやはり「X-T4」。
アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層を満足させてくれるのが「X-T4」です。
そんな「X-T4」を使って本連載ブログではFUJIFILM担当スタッフが「X-T4」とFUJIFILMの代名詞でもある「フィルムシミュレーション」を組み合わせて撮影した写真や動画をご紹介させていただきます。
今回ご紹介させていただくフィルムシミュレーションは「ACROS」です。
FUJIFILMの公式にて「ACROS」は下記のように説明されています。
“世界最高の粒状性 “と称賛されたモノクロフィルム「ACROS」がベース。
豊かなシャドウディテール、高精細なシャープネスに加え、高感度では粒状性が増し、モノクロフィルムのような質感が得られます。
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今回はFUJIFILM X-T4とフジノンXF35mmF1.4 Rを使用して撮影をしてきました。
神レンズとも言われるこのレンズとX-T4のACROSを使うとどのような写真が撮れるのでしょうか。
撮影をしてきた写真をご覧いただきたいと思います。
今回はスナップ撮影をしてきました。
パッとシャッターをきれるようにレンズの絞りはF16あたりに、シャッタースピードとISOはオートで撮影をしています。
一枚目は信号待ちをしていた時にACROSスタンダードで撮影をしたものになります。
横断歩道の白とタクシーの黒のコントラストがACROSで写すのにはピッタリでした。
日陰で暗かったため、シャッタースピードが遅めになり流し撮りでスピード感を出すこともできました。
しかし、かなりタクシーがブレてしまいました。
それはそれでよい雰囲気になったと思いますが、まだまだ練習が必要です。
二枚目は道端に佇む植物が壁に影を落としているところを撮影しました。
こちらもACROSスタンダードで撮影しています。
フィルムシミュレーションをACROSに設定していると、影などのコントラストが強いところに勝手に目が行ってしまうような気がします。
もう一つ撮影をしている中で感じたのは、撮影時にISOをオートにしていると感度が高くなり時々ノイズが乗るのですが、質感がフィルム寄りの雰囲気になることです。
ACROSは超微粒子のフィルムなので場合によっては若干異なる雰囲気なってしまいますが、それはそれで写真の楽しみ方としてはアリだと感じました。
また、ACROSにはスタンダードの他ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルターの3つタイプがあります。
イエローはコントラストがやや強調され、青空が少し濃くなります。
レッドはコントラストが強調され、青空が濃くなります。
グリーンは唇、肌の調子がよくなり、ポートレートに適しています。
大きな差があるわけではありませんが、コントラストの強さや空の色などに違いが出ます。
それぞれの色で同じような写真を複数撮影してきましたのでご覧ください。
こちらは道端のカーブミラーを撮影したものをシミュレーションごとに並べたものになります。
ミラーの縁に注目してみると少しですが違いがわかるかと思います。
一枚ごとに見ると違いがわかりにくいですが、比べてみるとコントラストの強さや空の色味に違いがあるのが分かります。
一枚目のグリーンから三枚目のレッドにかけてコントラストと空の青さが強くなっているのがよく分かります。
アクロスレッド
かなり空の色が濃く出ますので天気との相談が必要です。
光を背負った姿が非常に魅力的です。
このような人工物とACROSの相性は抜群だと思います。
特に錆が出ているような構造物はカラーで撮影するよりもACROSのようなモノトーンで撮影すると渋みがあって味わいを演出できます。
スナップ撮影をしていると歩いているだけでも様々な被写体が至る所に散らばっていることに気づかされます。
今までどれほどのシャッターチャンスを逃していたのか。
もっと早くスナップ撮影の魅力に気づいていたらと少し後悔しました。
レンズを絞ってマニュアルフォーカスにしておけばピントを合わせることなくシャッターをたくさん切れるのでお勧めです。
では、その他の撮影してきた写真もご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
X-T4は今も中古品として手に入れることも出来ますのでまだまだ注目していきたいカメラです。
スナップ用としても手にしていただきたいX-T4の紹介でした。
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「ACROS」
超微粒子で知られる白黒フィルム「ACROS」の名を冠した新しいフィルムシミュレーションです。より滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現が特徴です。一般的な白黒モードとは一線を画する超高画質な黒白写真表現が可能です。
・ASTIA
・CLASSIC CHROME
・PRO Neg.(Hi/Std)
・モノクロ(+Ye/R/G)
・SEPIA
※ブログ掲載順は順不同でございます。
以下投稿済みのフィルムシミュレーションもご覧いただければ幸いです。
・ETERNA シネマ / ETERNA ブリーチバイパス編
本連載ブログにて各フィルムシミュレーションの特徴をお楽しみいただければと思いますので、また次回のブログをお待ちいただければと存じます。