【FUJIFILM】X-T5とフジノン XF16mm F2.8 R WRで銀座ポートレートスナップ
FUJIFILMFUJIFILM XF lensX-T5スタッフおすすめ機材スナップフィルムシミュレーションを楽しむ単焦点を楽しむ春の息吹
少しずつ春の訪れを感じるようになってきた3月上旬、「FUJIFILM (フジフイルム) X-T5 ボディ ブラック」に「フジノン XF16mm F2.8 R WR ブラック」を装着し、銀座の通りから東京駅周辺までを歩きながら撮影をしました。
XF16mm F2.8 R WRは小さなレンズで取り回しもし易く、 X-T5とのマッチングも良好。メーカーが公開する4020万画素センサー推奨 Xマウントレンズのリストにも掲載される一本なので、高画素機にも耐えうる写りとなっています。
歩行者天国の入り口での1枚。広角寄りのレンズであるので被写体と空の両方を写しこむことが出来ます。敢えてメインの被写体からピントを外し、懐かしのフィルムカメラのような演出をすべくフィルムシミュレーションモードはクラシッククロームを選択。彩度が抑えられるため、ここでの人物と風景の組み合わせに適していると感じました。
通りに立っていた標識と人物を入れ込んでの1枚。ここではETERNA(エテルナ)を選択。映画用フィルムをベースとしているので動画の一部を切り出したかのような、色合いを表現できています。
建物の入り口が鏡張りとなっている場所を発見。そこにいる人物と鏡の中の人物を両方写しこんでで対比を表現しました。
ACROS(アクロス)を選択し対比を強調する為にモノクロで色情報を取り除きました。
東京駅での一枚。パッとカメラを構えましたが少し距離が足りませんでした。そこで私自身がAELボタンに割り当てをしているデジタルテレコンを使用しクロップ撮影。焦点距離を延ばして撮影しました。X-T5は約4000万画素なので2倍クロップでも十分な解像感を得ることができました。
上記写真をクロップしたもの。特徴的なレンガの壁であり直線が交わっていますが、クロップをしてもぼやけることはなく当レンズは歪みを感じる事もなくシャープな写りをしています。
建物の壁面を背景に撮影をしました。16mm(35mm判換算:24mm相当)なので大きく建物の壁面と人物を両方入れ込むことが出来ました。ここではビビッドなカラーが印象的なVelvia(ベルビア)を選択。
先程の場所の真後ろに向きを変えての撮影。広い通りから大空へと続く景色と共に人物を入れ込み撮影。人物、青空、緑の表現に長けているASTIA(アスティア)を選択しました。
中望遠レンズが使用されることの多いポートレート撮影ですが、今回は16mm(35mm判換算:24mm相当)で挑戦をしてみました。広角寄りですので離れた所から背景のボケ量は減ってしまいますが最短撮影距離が17cmと短いので被写体に寄ることで大きなボケを作り出すことが出来ます。
また先述したように約4000万画素を誇るX-T5、1.4倍クロップをしても約2000万画素を残しつつ35mm判換算で約34mm相当、2倍クロップでも引き延ばしたりしなければ画質面でも不満の少ない1000万画素を残して35mm判換算で約48mm相当を使用することが可能です。
このような方法では広角レンズ一本でも標準域に近い焦点距離で撮影することができるので非常に便利です。今後、春から夏にかけて大型アップデートが予定されているX-T5。新たなフィルムシミュレーションモードの追加も含まれていますので、これからも長く使い楽しむことが出来そうです。