【FUJIFILM】X100とちょっとそこまで
FUJIFILM X100が発売されたのが、2011年3月のことでした。APS-Cサイズのセンサーと35mmF2相当のレンズ。そしてハイブリットビューファインダーを搭載したクラシカルなデザインは人々を魅了しました。
今ではX100S・X100T・X100Fとそのデザインとコンセプトを活かしながら世代を重ねて、多くの人に愛されるカメラとなっております。
今回は、初代X100を持って江の島まで行ってきました。登場から約8年。デジカメとしては古い世代となりますが、まだまだ、現役のカメラです。
新宿駅から1時間と少し。小田急線に乗って片瀬江ノ島駅につきました。ホーム下りるとそこは工事中。改札の場所が今までと変わっていて驚きます。
2020年に向けて改修工事をしているそうで、竜宮城のイメージを残しつつ、より便利で使いやすい駅へと変貌するそうです。特徴的だった赤い柱にピントを合わせつつ、工事が進む元の改札を撮影しました。
駅を出ると強い海風にさらされます。この日は気温が低いので、しっかりと防寒対策をしてきていましたが、その寒さに襟元のマフラーをしっかりと巻き直します。
江の島に向かって、しばらく歩いていくと迎えてくれるのが灯篭の下に掘られた龍でした。その顔は、こんなところでじっとしているよりも、程よく雲が浮かぶ空へ飛び立っていきたそうな表情をしていました。
参道を抜け、階段をのぼりながら辺津宮、中津宮と進みます。平日にも関わらず多くの人々が参拝をしながら奥を目指していきます。
境内には所々に願いの書かれたピンクの絵馬がかけられていたり、紅白のおみくじが結ばれ境内に色を添えます。一瞬静かになった境内で、シャッターを押しました。
江ノ島を登り切った先にあるのが、今日の目的地のサムエルコッキング苑と江の島シーキャンドルです。サムエルコッキング苑は明治時代の英国人貿易商「サムエル・コッキング」に由来した植物園です。園内には高さ59.8メートルの江の島シーキャンドルがあり、遠くからでもその姿を見ることが出来ます。
ちょうどこの時は江の島ウィンターチューリップ開催されており、園内の入り口に多くのチューリップが咲いていました。ここでマクロモードを入れるとファインダーがOVFからEVFに切り替わりピントをしっかりと見ながら撮影することが出来ます。
少し時期が遅かったので見ごろは過ぎていましたが、沢山のチューリップを撮影しました。
園内を進みシーキャンドルのエレベーターを昇ると360度のパノラマが待っています。この日は天気が良く見下ろす弁天橋をはじめ、奥には横浜や東京スカイツリーまで見渡すことが出来ます。また、場所を変えると三浦半島や伊豆半島、少し雲が掛かっていましたが富士山もしっかりと見ることが出来ました。
絶景を楽しんだ後は、シーキャンドルを降りますが今回はエレベーターを使わずに外階段を使います。塔内の階段は柱と柱の間にあり、上を見上げるとシーキャンドルの構造がよくわかります。翻り柵の間から下を覗くと、程よく高いおかげで下の景色がはっきりと見えてしまうので、一歩一歩スリリングな思いをしながら階段を下りました。
今回のお散歩はここでお終い。江ノ島は都心からも近く、撮影におすすめの場所です。ここでは紹介しきれなかった様々なスポットもあるので、四季折々で楽しむことが出来ます。
改めてX100を使って感じたことは、単焦点なのでレンズに悩むことがなくひとつの画角で撮れるということ。時にはレンジファインダーのようにその瞬間を切り取り、時には一眼レフのようにじっくりと撮れるということ。
そして何よりもクラシカルな外観がカッコイイので、色々な場所へ持って行きたくなるということです。
外に出掛けてその瞬間を切り取るお散歩カメラには、ぴったりだと改めて思いました。
FUJIFILM X100。あなたの相棒にいかがでしょうか?
|
|