【FUJIFILM】X100Vで涼をとる
みなさんは「涼を取る」といえばどんな方法が思い浮かびますか。
家具や食器をを涼しげな見た目の物に変えてみたり、
風鈴の音で涼んだり、かき氷や水ようかんを食べてみたり、
日本には昔から暮らしの快適さを求めると同時に「涼」の感覚を楽しむ文化があります。
クーラーや扇風機だけでは物足りない今夏。
今回は写真を通して「涼」楽しむ事をご提案できればと思います。
使用した機材は【X100V】
午前中からすでに35℃を超える中、
歴史ある日本家屋の室内も少し滞在すれば汗が滲む暑さですが、
フィルムシミュレーションに新しく加わった『クラシックネガ』で撮ると
一気に静かで涼しげな印象に。
「モノクロ」の表現も見逃せません。
上は燦燦とした陽光が差し込む縁側、下は風景が霞むほど降る白雨を写したものです。
実際に見ると対照的な瞬間ですが、モノクロの表現がニュートラルな印象に感じられます。
X100Vには他にも「ACROS」というフィルムシミュレーションもあります。
こちらは「モノクロ」よりもややブラックが滑らかになり、より白黒フィルムに近い描写になるのが特徴です。
夕立から逃げるように入った教会の中、壁にかけてある温度計を見るとなんと湿度59%。
しかしご安心を。
レンズ先端に【アダプターリング AR-X100】と【プロテクトフィルター PRF-49】を装着することでシリーズ初の防塵防滴に対応。
この時期に多いゲリラ豪雨や夕立に心配することなく撮影が可能です。
また位相差AFが低照度-5EVまで対応しているので薄暗い教会内でも迷いなくシャッターが切れます。
丁度良い色のステンドグラスがあったので
新しく搭載された『カラークローム ブルー』を試します。
3段階から選べるこちら。適用すると深みが増しより印象的な青を描写してくれます。
まだまだ油断ならない日々が続きますが、
お手持ちの機材で「涼を撮る」そんな夏を楽しんでみてはいかがでしょうか。