酷暑であった今年の夏も過ぎ、すっかり凍える寒さとなったある日、「FUJIFILM (フジフイルム) X100V」に
「Kenko (ケンコー) ホワイトミスト No.1 49mm」を装着して、東京西部のとある場所へ向かいました。
今回、 X100V に搭載されているフィルムシミュレーションと
ホワイトミスト No.1を組み合わせて、夜間ポートレートを撮影しました。
まずは、フィルムシミュレーションをASTIAに設定し撮影をしました。
ASTIAはポートレート撮影や緑色の表現に長けているフィルムシミュレーションです。
ホワイトミスト No.1のオールドレンズのような効果を感じられるように、光源の多い場所を選択しました。
ホワイトミスト No.1には、柔らかく光を拡散させる特性があるので、
フィルター無しでは強く光を感じられるような場所でも眩しすぎない描写をさせることが出来ました。
続いて設定はそのままに街頭に照らされた紅葉の木の下での一枚。
紅葉の彩度を抑え、淡いトーンへと変化させてくれました。
寄りでの一枚。フィルターの効果により人物の肌の質感も柔らかく写し出しています。
更にX100V の-5EVまで対応するオートフォーカスと顔認識機能により、薄暗がりの中でも快適に撮影する事が出来ました。
今度はフィルムシミュレーションをPRO Neg.Hiに切り替えました。
暗い所から少し離れた場所にいる人物に対しても被写体検出機能はしっかりと発揮され、軽快な撮影をすることが出来ます。
電車が通る高架下にてちょうど上を電車が通過した瞬間の一枚。
車内からの明かりも相まって、全体的にフワりとした印象に仕上がりになりました。
暗がりの横顔であってもX100V の瞳検出能力は遺憾なく発揮され、安定した撮影をすることが可能でした。
今回は、レンズ交換式カメラに使用されることの多いホワイトミスト No.1を、コンパクトカメラであるX100V に装着して撮影をすることで
レンズ一体型であるためマンネリ化し易い表現に、パターンを加えることが出来ました。
ホワイトミスト No.1は、フィルター径さえ合えば様々なコンパクトカメラにも使用できるので
皆様もぜひ一度、手に取ってみてはいかかでしょうか。