【FUJIFILM】X100Vのクラシックネガのみで雨の日に
愛用の機材、メーカーとは別に使用してみたい機材や機能というのはあるかと思います。
筆者が初めて購入したのは数年前、ニコンのエントリーモデルのダブルズームキットでした。
同じ時期にカメラを購入したニコンを使用する友人、フジフイルムを使用する友人と一緒にカメラ片手に春に桜を見に行ったり、夏に某有名テーマパークに行ったり、秋に猫カフェに行ったり、冬に鍋を囲んだり…そんな日々も懐かしいものです。
今では買い替えて使用するカメラもメーカーも違いますが、フジフイルムの「フィルムシミュレーション」はいつか使用してみたいと思っていました。
ということで今回使用したのは人気を博すX100シリーズの第5世代モデルである「X100V」です。
シリーズで受け継がれているクラシカルなデザインはアルミニウムの採用でシャープなイメージになりました。筆者としては今回から取り入れられた「チルト液晶」が好みです。使用していない時はチルト出来ることを忘れそうになるほどにフラットで、チルト液晶をほとんど使用しない人でも気にならないと思います。
使用したフィルムシミュレーションは全て「クラシックネガ」、低彩度かつハイコントラストな味わい深いモードです。写真全体に自然な粒状感を加えてくれるグレイン・エフェクトは強度を強く、粒の大きさは小さくしました。
どんよりした色味の中で鮮烈な赤に誘われた1枚。枝がしなるほどに実をつけたピラカンサスは実と葉が雨に濡れて艶々、葉の隙間から漏れる光も玉ボケとなりました。
地面から30cmほど上に据えられた公園の木道は森林の保護のためでしょうか。思いのほか分かれ道が多い木道、どこに繋がっているか分からないままに進みます。
木道の両脇には丸い葉やトゲトゲした葉が雨に濡れて輝いています。
左右や頭上ばかり気にしていましたが、ふと足元を見てみたら樹々が綺麗に反射していました。
雨の日はこういった思いがけない被写体に出会えて楽しいです。
探検気分で進んでいたら最終的に小さな公園に辿り着きました。
だいぶ年季の入った遊具たちが出迎えてくれます。
流石にこの天気では誰もいないので思う存分シャッターをきります。
苦手だったうんていも被写体として見てみると好きになれそうな気がします。
一番好きだったブランコは濡れてさえいなければ童心にかえっていたかもしれません。
ここでも樹々の写り込みを見つけたのでパシャリ。
雨の日でも傘を持ちながら片手で撮影して苦にならない重さ、期待以上の描写に満足しつつ帰路につきました。
▼▼今回使用した機材はコチラ▼▼