【FUJIFILM】XF/GFX New LineUp 先行展示 体験レポート
FUJIFILMFUJIFILM GFX seriesFUJIFILM XF lensGFX100SinformationX-E4マクロ撮影新製品情報
2020年1月27日。フジフイルムから様々な新製品が発表されました。
ラージフォーマットセンサーを搭載した『FUJIFILM (フジフイルム) GFX 100S』や『フジノン GF80mm F1.7 R WR』、コンパクトボディの『X-E4』、『フジノン XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR』、『フジノン XF27mm F2.8 R WR』など注目の新製品が盛り沢山。
今回は、それらの新製品を体験しようと、東京にあるFUJIFILM Imaging Plazaに行って参りました。
こちらが『GFX 100S』。初見で思ったことはやはりコンパクトだということ。この大きさでラージフォーマットを搭載しているのかと感動しました。ボディの重量はバッテリー、 SDメモリーカード含むと約900g。持った感触で詰まっているぞと実感します。この重さは、写真や動画を撮るぞという意気込みにも繋がり、より撮影に集中させてくれるでしょう。
そして、『フジノン GF80mm F1.7 R WR』。ラージフォーマットセンサー搭載のデジタルカメラに対応するレンズとしては極めて明るい開放F値1.7を実現した大口径の標準単焦点レンズです。
非常によく纏まっており、一体感があります。今回、撮影データをいただくことはできませんでしたが、カメラのモニターで確認してもそのシャープなピント面と立体感が伝わってきました。また、スタッフの方が実際に撮影し、プリントした写真を見せてくださり、なだらかなボケ具合や解像力などその実力をより感じることができました。
そして、『GFX 100S』の背面液晶モニターは3.2型3方向チルト式。勿論、タッチパネルとなっています。コンパクトなボディとの相性は素晴らしく、ローアングルからの撮影もしやすいでしょう。さらに表現の幅が広がります。また、フォーカスレバーはフラットな形状になり、レスポンスが向上しています。ぐりぐりと長時間動かしても指が疲れにくいのではないでしょうか。
ここで、『GFX 100S』と『GFX 100』の大きさを比較。『GFX 100S』は『GFX 100』から約500g軽量化し、5軸・最大6.0段の手ブレ補正機構を搭載と性能も向上しています。また、バッテリーは既存の「GFXシリーズ」とは異なり、「Xシリーズ」の『X-T4』に使用されている『リチウムイオンバッテリー NP-W235』が採用されました。これにより、『X-T4』との2台体制で運用されるユーザー様には嬉しい仕様変更です。
このように並べてみると、兄弟のように見えます。
そして、左側から『GFX 50S』、『GFX 100S』、『GFX 50R』。ほとんど同じ大きさです。
ぐるりと見てみると、それぞれの相違点を感じられます。『GFX 100S』は他のボディに比べてスタイリッシュになった印象もありました。個人的には、天面サブ液晶モニターなどを見ると、やはり『GFX 100』の兄弟分だなと感じられます。
続いて「Xシリーズ」の新製品を触らせていただきました。
まずは、『X-E4』と『フジノン XF27mm F2.8 R WR』。『X-E4』は「Xシリーズ」のフラッグシップモデル『X-T4』に採用されているセンサーや画像処理エンジンを搭載した小型軽量なミラーレスデジタルカメラ。重量はバッテリーとSDメモリーカード含むと約364g。『フジノン XF27mm F2.8 R WR』を装着しても約448gとかなり軽量なのがわかります。
『フジノン XF27mm F2.8』と『フジノン XF27mm F2.8 R WR』の大きさはほぼ変わらず、コンパクト。『フジノン XF27mm F2.8 R WR』は絞りリングや防塵・防滴・-10℃の耐低温構造が採用され、操作性とタフネス性能が向上しています。
『X-E4』と『フジノン XF27mm F2.8 R WR』の組み合わせは正に小型・軽量なシステム。気軽に持ち出し、撮影を楽しみたいという方にはピッタリです。
また、『X-E4』にはチルト式背面液晶モニターが採用され、フレキシブルな撮影を可能にします。さらに、180°上方向に反転させることによって自分撮りも行えます。さらに、新しいシャッタースピードダイヤルには「プログラム(P)」が追加され、瞬時にプログラムモードに設定できるようになりました。
『X-E3』と『X-E4』を並べると、『X-E4』がひと回り小さくなったのがわかります。
『X-E4』はグリップが削がれ、フラットな形状に。背面のボタン配置やダイヤルも必要最低限のものだけになりました。設定で悩み、瞬間を逃してしまうのはスナップ撮影では避けたいこと。撮ることに集中させてくれる操作性だと思います。
オプションのアクセサリーになるメタルハンドグリップとサムレストを装着するとよりグリップ力が向上。
少し大きくはなってしまいますが、より安定した撮影を求める場合は装着してもよさそうです。
例えば、マウントアダプターでMFレンズを使いたい時にはグリップがあると撮影しやすいです。クラシックな外観も『Voigtlander (フォクトレンダー) ULTRON 35mm F2 Aspherical Vintage Line VM(ライカM用) 』とマッチしています。ちなみに、こちらのレンズとマウントアダプターはFUJIFILM Imaging Plazaに用意されているものでした。
最後に触れたのは『フジノン XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR』。こちらも小型・軽量でありながら35mm判換算で107mm-457mm相当をカバーできる超望遠ズームレンズです。また、最大撮影倍率は35mm判換算で約0.5倍相当にもなり、マクロ撮影もこなしてしまいます。
『フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR』と並べさせていただきました。この2本のズームレンズがあれば色々な撮影が楽しめるのではないでしょうか。
『X-T4』に装着するとそのコンパクトさが引き立ちます。5.5段分の手ブレ補正機能と素早いAFを搭載しているので、快適な撮影が楽しめそうです。
手にすっぽり入ってしまう程の大きさ。ズームリングの感触も、軽過ぎないのでレンズの自重で伸びてしまうことはなさそうです。ワイド端ではズームロックスイッチでロックすることが可能なので、カメラバッグから取り出す際に伸びてしまうことや、自重での意図しないズームも避けることができます。
レンズフードを装着。フードの結合部分にカットが入っている、このデザインが気に入りました。くびれのようにも感じ、引き締まった印象になります。
いかがでしたでしょうか。今回は、実機に触れて感じたことや、その外観を比較いたしました。実際の描写や使っているなかでのフィーリングは今後、準備して参りますのでお待ちいただければと思います。
また、今回『GFX 100S』に搭載された新しい「フィルムシミュレーション」の「ノスタルジックネガ」で撮影された写真も見させていただきました。「ノスタルジックネガ」は高彩度かつ柔らかい階調表現が可能で、1970年代のアートの分野において主流とされていたモノクロ写真に代わり、カラー写真を定着させた「アメリカンニューカラー」の色調を再現したもの。全体的に黄色がかった印象で、柔らかい雰囲気を味わえるものでした。
カラー系統の「フィルムシミュレーション」全てを比較することができるサンプルも準備されており、実際のプリントでどのような色味の違いがあるのかを感じることができます。
FUJIFILM Imaging Plazaでは、フジフイルムの数々の新製品を試せる以外にもプロフォトグラファーの展示が見られるギャラリーもあります。さらには、フジフイルムのスタッフの方々が撮影した写真が展示されているスペースもあり、身近な雰囲気の写真も楽しむことができました。
本日ご紹介いたしました、様々な新製品は2021年2月1日(月) AM10時よりご予約受付を開始いたします。
ぜひマップカメラでのご予約をお待ちしております。