【FUJIFILM】フジノンXF18-55mmF2.8-4R LM OISで旅を残す。
突然寒くなったりまた暑さが戻ったりとなかなか安定しない天気が続く10月から一気に秋から冬へ様変わりした11月。
夏の気だるさから解放され旅行のしやすい気候になりました。
今回は旅行にお勧めなコンパクトズームレンズをご紹介します。
使用機材はFUJIFILM X-S10 + フジノン XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
XF18-55mm F2.8-4 R LM OISはレンズキットとしても販売されているコンパクトなズームレンズです。
生産は完了し現在は新品は在庫限り、中古もリーズナブルな価格となっております。
撮影地は京都伏見。天気は曇りでしたので一部フィルムシミュレーションのクラシックネガを使用しております。
カメラをぶら下げ、まず訪れたのは伏見十石舟。
江戸時代の京都の町を支えた交通・流通の要は水運とされ、伏見と大坂を結び宇治川・淀川を行き交っていた船を再現したクルーズ船に乗ることができます。
江戸時代にタイムスリップした気分でゆったりと楽しむことができ、途中で下船して資料館で運河の仕組みを学ぶことができました。
一番後ろの席に座りましたが、ズームレンズのおかげで着席したまま自由に撮影ができました。
画角は35mm換算で27mmから84mmと初心者の方でも使いやすく上記のような風景全体から被写体に寄って撮ることができます。
コンパクトサイズでレンズが約310g、X-S10が約465gと合わせても775gととても軽くバランスも良いです。
旅行中もずっと首から下げておりましたが苦なく持ち運びができました。
次に訪れたのは知る人ぞ知る坂本龍馬襲撃事件、寺田屋騒動の寺田屋。
当時の建物は焼失してしまいましたが、現在その跡地には坂本龍馬の像や薩摩九烈士の碑など、幕末の動乱を現在に伝える史跡が残されています。
寺田屋跡地の隣には、かつての寺田屋を再現した「旅籠寺田屋」があり、刀傷が残る柱などが再現されていました。
薄暗い室内でも隅々までしっかり解像してくれており優秀さが伺えます。
続いては水の都で外してはならない酒蔵、今回のお目当てでもある月桂冠大倉記念館へ訪れました。
1637年に創業した当時の場所に位置し、酒造の歴史や、京都市有形民俗文化財に指定されている酒造用具類などを見ることができました。
室内での撮影でもキットレンズの枠に収まらない解像力とシャープさ、フジフイルムならではの銀色や透明な描写は折り紙付きです。
次に向かった先は伏見の名水スポットの一つ御香宮神社。
境内から“香りの良い水”が湧き出したことが社名の由来で、今も境内には名水「御香水」が湧き、“飲むとたちまち病が治る”という言い伝えがあるそうです。
私のように観光で来ている方以外にも地元の方々が談笑されたり湧き水を汲みに来られていたり、ゆっくりな時がそこには流れておりました。
フジフイルムのクラシカルな色合いととてもマッチする京都。ふとした町の描写をつかむのがとても上手いと実感しました。
使用したボディには6.0段分、レンズには3.5段分の手振れ補正が搭載されており、小型軽量ということもあり片手での撮影も楽々です。すべてAモードでも撮影ですがしっかりとAFが食いついてくれています。
旅先の思い出を残すためのカメラ。万能性とサイズ感を重視しつつキットレンズ顔負けの描写力を両立した私の旅レンズ
あなたの旅のお供になることでしょう。