【FUJIFILM愛】撮り比べ!”PROVIA”は本当にPROVIAか!?
今回は愛するFUJIFILMの写りをじっくり見たくて撮り比べをしてきました!
FUJIFILMのミラーレス機(X-Pro1/X-E1)や
X100S、X20にはカメラメーカーらしく、
『フィルムシミュレーション』
という機能が搭載されています。
この『フィルムシミュレーション』とは、なにか?
簡単にご説明しますと……
デジタルカメラが主流になる以前、カメラと言えばフィルムカメラでした。
フィルムカメラで写真を記録するにはフィルムが必要でした。
今でこそカメラ内で色調や彩度、ISO感度などを調整しながら撮影できますが、
フィルムカメラは選ぶフィルムそのものでほぼ決まってしまいます。
つまり、選ぶフィルムによって描かれる色や粒状性が変るということになります。
そのそれぞれのフィルムと同じような効果を表現するためのモードが
『フィルムシミュレーション』です。
お分かりいただけましたでしょうか?
なんとなくお分かりいただけたら嬉しいのですが……。
さて、X-Pro1にはFUJIFILMを代表する2つのフィルムのフィルムシミュレーションが
搭載されています。
それが『PROVIA』と『Velvia』です。
ところで、このフィルムとフィルムシミュレーションの写りは一緒?
それとも違いがある?
そんな疑問をもったスタッフ2人が撮り比べにでかけました!
今回は、フィルムシミュレーションの『PROVIA』モードと、
FUJIFILMが発売しているフィルム『PROVIA 100F』で撮り比べ!
『PROVIA』は
~見た目に自然な色再現で幅広く活用できる~
(FUJIFILM WEBサイトより)
と言われているフィルムです。
さてさて、どんな写真になるのでしょうか……
使用した機材はこちら。
FUJIFILM X-Pro1 + XF 35mm F1.4R
Nikon FM3A(シルバー) + Ai-S Nikkor 45mm F2.8P(シルバー)
レンズが全然違うじゃない!
本当にFUJIFILM愛なの!?
というご指摘があるかと思いますが…すみません。
今回はどうしてもNikonのこのレンズが使いたくて…絞り優先機能が使いたくて…
ですので、今回は厳密な比較というよりは
フィルムとフィルムシミュレーションの写りの雰囲気を感じていただくということで、
お許しください。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
ぜひじっくりと写真をご覧いただき、お楽しみください。
2枚連続でそれぞれの写真を掲載しております。
上がNikon FM3Aで撮影したもの。下がX-Pro1で撮影したものです。
撮影地は横浜。
中華街~港の見える丘公園~みなとみらい
と歩きました。
中華街へは久しぶりに行ったのですが、最近は焼き小籠包というのが流行っているようです。
たくさんのお店に列ができていました。
中華街に行くとこちらのお茶屋さんは必ず伺っています。
中国茶、大好きです!
お店の名前も好きです!
豚まんをほおばりつつ、中華街を巡ります。
なぜだか関帝廟にも毎回行っています。
この建造物としての美しさが魅力です。
写真ではなかなか再現するのが難しいなぁと毎回思っています。
角度も違うせいかもしれませんが、X-Pro1で撮った方が鮮やかさが再現されているように思います。
立体感はフィルムで撮影した方が出ているでしょうか。
そろそろ、みなとみらい方面へ向かいます。
港の見える丘公園からみなとみらい方面へ歩いていくと、途中でたくさんの船舶を見ることができます。
小さな船から大きな船、停泊している船やどこかへ向かって出航した船も。
あぁ、遠くへ行きたい……
いえいえ、向かうはみなとみらいです。
その前に、赤レンガへ。
可愛らしいカップルをスナップ。
いいな、ちょっと似てる感じ。
この時は赤レンガの広場にスケートリンクができていました。
誰かが氷で作ったのでしょう、手すりに雪だるまが仲良く並んでいました。
曇り空の一日でしたが、途中から少しだけ日が出ていました。
そんなお日様も西の空に向かいはじめました。
最後にみなとみらいで撮影。
夜景とまではいきませんが、なんとか手持ちでがんばりました!
最後の写真は失敗したくない気持ちが大きかったのか、非常に気を使いました。
現像するまではドキドキでしたが、想像以上に出来が良くてうれしかったです。
フィルムにはこういう楽しみ、ありますね!
とは言え、X-Pro1も撮影条件は一緒でしたから撮るのは難しかったです。
しかし!デジタルはこういう時に良いですね~。
しっかりと確認しながら撮影できましたので、時間はかかりましたが納得した写真が撮れました。
いかがでしたでしょうか?
フィルムもX-Pro1もなんと綺麗に撮れるものだと感心しました。
どちらがどう優れているかということは言えないほど、
どちらにも良さがありました。
撮影して感じたのは、ほぼ同じように写る場合と、
被写体や光の具合によって違いが出る場合がありました。
並べて見比べてみるのは非常に面白いですね。
今回FM3Aで撮影した写真はフィルムをスキャナーで取り込み、データ化しました。
初めてでしたので、原因は分かりませんが元のフィルムの色よりも少し紫がかっている気がします。
そのせいか、見比べるとX-Pro1で撮影したものの方がクリアな印象ですね。
多少の違いはあったものの、個人的には『PROVIAはPROVIA』でした。
近々、もう一人のスタッフが撮り比べた『Velvia編』を掲載予定ですので、
ぜひそちらもお楽しみに!!
FUJIFILM愛はまだまだ続きますよ!
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