【FUJIFILM愛】撮り比べ!”Velvia”は本当にVelviaか!?
FUJIFILMのデジタルカメラの多くにはフィルムメーカーらしく
『フィルムシミュレーション』なるモードが搭載されています。
このフィルムシミュレーションの実力やいかに?
2回に分けて撮り比べしてみました。
フィルムシミュレーションについてはこちらのブログも是非ご覧下さい!
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【FUJIFILM愛】撮り比べ!”PROVIA”は本当にPROVIAか!?
“見た目に自然な色再現で幅広く活用できる”PROVIAモードを
検証した前回に対し、今回は
“メリハリのある階調と鮮やかな色調”を謳うVelviaモードに挑戦してきました。
使用機材はこちら↓
今回は同一のレンズで比較するため、上の写真の通りX-Pro1に
マウントアダプターを介してBiogon28mmF2.8(G)を装着しました。
相対するボディはX-Pro1によく似たCONTAX G2(BLACK)。
CONTAXに積めたフィルムはVelvia100です。
※以下X-Pro1で撮影したカットは全て「Velviaモード」、
G2によるものは「Velvia100」と表記します。
まずは鎌倉の由比ヶ浜での一枚
←Velviaモード ←Velvia 100
感度・絞りなど全て同じ設定にして撮りましたが
下のフィルムの方は大分赤みを帯びてしまっています。
実際のフィルムはもちろん赤かぶりしていません。
スキャナーの読み込みに起因するものと思われます。
続いて鶴岡八幡宮の境内にて
Velviaモード Velvia100
同じ28mmのレンズで撮っていますが、X-Pro1はセンサーがAPS-Cサイズなので
画角が狭くなり、35ミリ換算で42mm相当の画角になっています。
同じ露出値で撮っているのにフィルムの方がアンダーなのは
Velvia100の実効感度が低いからでしょうか。
←Velviaモード
←Velvia 100
←Velviaモード
←Velvia 100
けんちん汁発祥の地、建長寺にも行ってみました。
Velviaモード Velvia100
Velviaモード Velvia100
←Velviaモード
←Velvia 100
フィルム全盛時代、Velviaは正に“メリハリのある階調と鮮やかな色調”で
多くの風景写真家に愛され支持されました。
今なお愛用しているフィルム派の方も少なくない
リバーサルフィルムの代表格です。
デジタルカメラの機能に”PROVIA”や”Velvia”の銘を冠するFUJIFILM。
ただ愛用者が多かったからという製品開発上の便宜には収まりきらない、
自社製品に対する誇りと愛がそこには感じられるのです。