StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
【FUJIFILM × Leica】X-E5でエモい写真が撮れる組み合わせ、見つけました。

【FUJIFILM × Leica】X-E5でエモい写真が撮れる組み合わせ、見つけました。

シャッターを切るたびに、満ち足りた感覚に包まれる。そうした写真体験を求めたことはありませんか。
筆者は最近FUJIFILM X-E5にLeicaのクラシックレンズを組み合わせて撮影していますが、この組み合わせがすこぶる良かったのでご紹介。
クラシックレンズが持つ、柔らかくノスタルジックな描写と、FUJIFILMが誇るフィルムシミュレーションの融合は、まるで写真に新たな命を吹き込むかのようです。
本記事では、この組み合わせによってどのような「エモい」写真が生まれるのか、作例とともにご紹介します。

使用する機材は、前述した富士フイルムの最新モデル『X-E5』とLeicaレンズでも人気の高い『ズマロン M28mm F5.6』、そして『ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 前期』です。
ライカMマウントを富士フイルムXマウントへ変換するマウントアダプターを使用して、作例を交えながら見ていきましょう。

まず一本目に試したのは、『Leica ズマロン M28mm F5.6』です。

当時ウェッツラーにあったライツ社の工場で1955年から1963年まで製造され、スクリューマウント方式を採用した同名のレンズをベースにした、復刻版ともいえるレンズ。
非常にコンパクトで持ち運びがしやすく、小ぶりでクラシカルな見た目はX-E5のコンパクトなボディに大変マッチします。
「F5.6」と少し暗めのF値ですが、絞り開放ではやや強めの周辺光量落ちがありつつ、絞ると光量も改善し写りもシャープになっていきます。
この二面性が面白くもありますが、やはりフィルムシミュレーション込みで撮影するのであれば絞りを開けて撮影したいところ。
柔らかな雰囲気は日本のじっとりとした暑い夏を体現するかのような滲みを伴い、白昼夢のようでもあります。
X-E5のセンサーサイズ(APS-C)に装着すると、35mm換算で約42mmという使いやすい画角となり、スナップ撮影に最適です。


{ CLASSIC Neg.}

{ACROS+R FILTER.}

{ETERNA/CINEMA}

ピント面は丸みがあり、柔らかく現実感のある描写で“ドラマチックな画作り”が可能。
特に光が回っているシーンでは1枚ヴェールを纏いやさしく幻想的な印象を与えてくれます。


{ETERNA/CINEMA}

{CLASSIC CHROME}

{MONOCHROME}


{REALA ACE}

続いて試したのは、銘玉として名高い『Leica ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 前期』です。

『Leica ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 前期』は、ライカの標準レンズの王道ともいえる「ズミクロン」の初代。
1956年頃に登場したこのモデルは、当時の写真界では「空気まで写る」などと評されるほど、高い描写性能を誇っていました。
特に、被写体の立体感や、空間の奥行きを鮮明に表現する能力がずば抜けていたとされています。
また、元々沈胴式だった鏡筒は固定タイプへと進化し、操作性と堅牢性を向上させたとされています。
どちらかというとラグジュアリーというより、インダストリアルで渋い印象を持つシルバーですが、ピントリングのローレット(滑り止めの溝)や、ピントノブ、距離指標など、鏡筒デザインは当時のライカの雰囲気を色濃く残しており、エレガントな雰囲気は手に取るだけでも高揚感を覚えます。
レンズフードもIROOAという当時の物を使用しています。レンズ自体は先すぼまりの鏡筒デザインとなっていますが、ラッパ型のフードを取り付けることで存在感もグッとアップしました。

現代のレンズにはない、光を優しくにじませる幻想的な描写、フィルムシミュレーションと相まって、本当にフィルムで撮影したのではないかと感じさせるエモーショナルな雰囲気はカメラボディだけでなくレンズの助力もあってこそでしょう。


{CLASSIC CHROME}

{NOSTALGIC Neg.}

{PROVIA}

また、富士フイルムの代名詞とも言える「フィルムシミュレーション」ですが、X-E5では新たにデザインされた
窓付きのフィルムシミュレーションダイヤルで、お好みのカラーを簡単に選択することが可能になりました。
過去に発売されていた機種でも、「今どのフィルムシミュレーションが選択されているのか」をすぐに確認出来るようなモニターなどが
搭載されていた機種もありましたが、今回はダイヤルを動かすメカ操作になりました。
指標プレートに至るまで金属切削加工で製造されており、実用的でありながら見た目にも分かりやすくこだわりが感じられるデザインです。

さて今回は、富士フイルムX-E5とライカのオールドレンズの組み合わせをご紹介しました。
「ライカはハードルが高い」と感じていた方も、今お使いのカメラにマウントアダプターを介して、気軽にライカの描写を楽しむことができますし、純正レンズでは味わえないエモーショナルな描写も垣間見えたのではないでしょうか。

加えてこれだけ小さなボディでありながら、強力な手ブレ補正を搭載している点も嬉しいところです。
今回ご紹介した『ズマロン 28mm F5.6』の様な暗めのレンズでもボディ側で焦点距離を設定してあげる事で手振れ補正が可能となっており、安心してシャッターを切ることができます。

また、今回はシルバーのボディにシルバーのレンズ、マウントアダプターもこだわりのシルバーとブラックの物でデザインを意識してみました。
X-E5のアルミ切削加工のみで成形したソリッドな軍艦部ボディは高級感がありますし、レンズとボディのマッチングを考えながらファッション的に組み合わせを考えるのもまた楽しみの一つです。

フィルムシミュレーションとLeicaレンズが生み出す無限の可能性に足を踏み込んでみませんか。

↓↓今回使用した機材はこちら↓↓

 

↓↓今回使用したアクセサリーはこちら↓↓

[ Category:etc. | 掲載日時:25年09月08日 17時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

中古ポイント10倍 決算セール

RECOMMEND

PAGE TOP